【JRAアルゼンチン共和国杯2024予想】オッズ妙味のある伏兵メイショウブレゲ
東京競馬の日曜メインは「アルゼンチン共和国杯」が開催。ジャパンカップや有馬記念といった秋のG1戦線を目指しつつ、実績や賞金がまだ足りない馬にとっては、ここがその登竜門ともいえるレースだ。
過去10年を振り返ると、2015年にこのレースを制したゴールドアクターが勢いそのままに有馬記念を制覇し、2016年にはシュヴァルグランが勝利後にジャパンカップ3着、有馬記念で6着という成績を残している。さらに2021年のオーソリティは、このレース後の次走でジャパンカップ2着と、G1での好成績に結びつけてきた。出世レースとしての位置付けも強く、注目度は高い一戦だ。
今年も、秋の中長距離GI路線での活躍を目指して16頭の馬たちが集結。その中で注目すべきは、ゴールドシップ産駒の5歳馬メイショウブレゲだ。
メイショウブレゲは前走、京都大賞典に出走し、11頭立てで最低人気ながらも3着と好走。このときの斤量は57kgだったが、今回はハンデ戦で56kgとさらに軽くなっている。これは相当に恵まれたハンデ設定といえるだろう。
前々走のハンデG2目黒記念では56kgで10着に敗れているが、前走の京都大賞典では格上の別定戦で3着に入っている。別定戦での好成績を考えると、今回のハンデ据え置きは非常に有利と言えるだろう。前走の3着を「まぐれ」や「偶然」と見なされたのかもしれないが、だとするなら妙味も生まれて好都合。ここはその意地を見せつける絶好の舞台るなるはずだ。
今回のメンバーには重賞ウイナーも含まれ、メイショウブレゲよりも斤量が重い馬が9頭いる。実績馬が多いために相対的に斤量が据え置かれた可能性もあるが、京都大賞典で3着を飾った実力は決して偶然ではないはずだ。ここは上位進出が確実と見ていいだろう。
アルゼンチン共和国杯では、過小評価ともいえるハンデをバネに、メイショウブレゲが意地と実力で重賞制覇を果たす姿に期待したい。