【名古屋大賞典2025予想】実績馬か新興勢力か?飛躍を期す馬たちの前哨戦

24日水曜日、名古屋競馬場で行われるのは、右回りダート2000mで争われる交流重賞Jpn3「名古屋大賞典」が開催だ。チャンピオンズカップと東京大賞典の間に組まれている日程の関係もあり、超一線級の参戦は多くないが、来季の飛躍を目指す実力馬が集結する一戦として見逃せないレースである。
中でも注目を集めるのは川田将雅騎手だ。2020年ロードゴラッソ、21年クリンチャー、22年ウィルソンテソーロ、23年ハギノアレグリアスと、このレースを4連勝中。今年はカズタンジャーに騎乗予定で、58キロの斤量を背負う見込みだが、同一重賞5連勝という極めて珍しい記録がかかる。実績と信頼度は抜群で、今回も勝ち負けに持ち込む可能性は高い。
JRA勢ではデルマソトガケの復調に注目したい。2歳時に全日本2歳優駿を制し、海外遠征を含め重賞戦線で活躍してきたが、近走は二桁着順が続くなど苦戦が続いていた。しかし前走の浦和記念で3着に入り、復活の兆しを見せた。ここでさらに前進できるかどうかが今後を占う試金石となる。
地方勢も強力だ。高知競馬所属のシンメデージーは帝王賞にも参戦した実績があり、中央馬相手の経験値は十分。兵庫競馬のオケマルは3歳ながら安定した成績を残しており、小回りコースへの適性は高い。中央馬に人気が集中するなら、地方馬の一発も十分に考えられる。勢力図を占う意味でも、見応えのある一戦となるだろう。

