【野路菊ステークス予想2024】少頭数ながら見応えある素質馬参戦

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今週土曜中京8レースに組まれているのは、芝2000mで行われる2歳オープンの野路菊ステークスです。

2017年にはワグネリアンが勝利しているものの、それ以降はクラシック直結とはいえないレースとなっており、今年は5頭と少頭数での開催からワグネリアン以来の大物誕生なるか注目です。

栗東・中内田厩舎と川田騎手のコンビは上位人気になりがちな組み合わせですが、このレースにもキズナ産駒のエリキングが出走を予定しています。

秋にフォーエバーヤングでの海外遠征も控える藤田晋オーナー所有で、6月に京都の芝1800mで行われた新馬戦を勝利して以来の2戦目となります。

デビュー戦はスピードの違いで押し切ってしまう馬も多い中、道中は6番手追走から直線で抜け出す競馬で完勝しました。引き続き1番人気想定となっていますが、重馬場を経験済の強味もあり、少頭数では盤石の構えと言えるかもしれません。

更に注目したいのが、姉にローズステークスで大逃げ3着を演じて波乱を呼んだセキトバイーストを持つエピファネイア産駒のジョバンニです。

エリキングと同じくデビューは芝1800mで、舞台は小倉でしたが3番手追走から4コーナー先頭の競馬で勝利しました。

エリキングより前で競馬することが想定されるだけにマークされる立場になりますが、後続がマクってきた前走でも落ち着いて対処できており、エリキングの猛追をどこまで抑え込めるのか、こちらも楽しみな1頭です。

そして、キャリア2戦で先行、差しともに経験して崩れていないブリックスアンドモルタル産駒のワンモアスマイルも、園田競馬場で行われたゴールデンジョッキーCで最終戦での逆転優勝を果たしたばかりの武豊騎手を確保しての参戦となります。

こちらも芝1800mで2戦と、いずれの陣営も芝中距離路線、年末のホープフルステークスや3歳クラシックを視野に今回のレースをとらえているとは思われ、少頭数ながら見ごたえのあるレースが期待できそうですね。