【京都牝馬S予想2018】ワンスインナムーン香港の疲れなし!
今週土曜・京都で開催される京都牝馬ステークスに生粋のスプリンター、ワンスインナムーンが出走してきます。1400mの距離ですが、このメンバー相手なら全く問題ないでしょう。気になる昨年暮れの香港スプリントでの遠征疲れですが、見えない部分で疲れが残っている可能性は否定できないものの、ここまでの調整過程をみる限り特に疲れを残しているように感じさせるような動きは見せていません。昨年同レースではレッツゴードンキの2着、スプリンターズSでも3着と、このメンバーでは能力は抜けています。
唯一とも言える不安材料がやはり香港遠征の疲労がどれだけ残っているかです。トラックマンの間でも不安視する声と賛否両論になっていますが、本番でも全力で走れていないようですし、前述の通り調教過程を見る限りでは私は特に問題視はしていません。実際のところは厩舎関係者ですらわかりえないのかもしれません。
近走はG1を連戦と1頭抜けた実績を持っています。京都の1400mは直線平坦なので、この馬のスピードがあればそのまま押し切ってしまう競馬もできるでしょう。遠征帰りという不安材料も持っている馬ではありますが、そこで人気が落ちるようであれば配当妙味は出ます。
難解なのは相手探しでしょう。今週末はフェブラリーステークスを含めて4つの重賞が開催されますが、中でも一番相手探しの難解なのがこの京都牝馬Sではないでしょうか。ワンスインナムーンは自分の形に持ち込めば相当強い競馬を見せてくれるはずです。昨年秋から猛威を奮っている4歳世代も暮れから覚醒中のミスパンテール、復権をかけるミスエルテなど登録してきました。ワンスインナムーン、ソルヴェイグと実力上位馬にハナを切りたい馬が集まっていることから楽なレース展開にはならないでしょう。