【朝日杯フューチュリティS予想2024】中央競馬注目の素質馬パンジャタワー、距離の不安なし

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日曜の京都メインは牡馬2歳G1「朝日杯フューチュリティステークス」が開催される。

先週行われた牝馬2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズでは、5番人気のアルマヴェローチェに騎乗した岩田望来騎手が初のG1制覇を達成した。2歳馬同士の戦いは経験が浅く、運や展開次第で結果が変わることも多いが、それでもG1を制するにはやはり素質の高さが求められる。

注目すべきはタワーオブロンドン産駒のパンジャタワーだ。この馬はこれまで2戦2勝で、前走の京王杯2歳ステークスを制している。今回出走する馬の中で重賞勝ち馬は4頭のみであり、その実績からパンジャタワーは上位に位置づけられる。ただ、前走から200m延長となる1600mの距離経験がない点は懸念材料と言えるだろう。

とは言っても父であるタワーオブロンドンも京王杯2歳Sを勝ち、朝日杯FSでも3着に入る好走を見せており血統面での問題は考えにくい。1200mのデビュー戦、1400mの京王杯2歳Sと距離を伸ばしてパフォーマンスを上げてきておりマイルへの適性も見込まれる。

また坂路調教でラスト1ハロンを今週は11.7秒、先週は11.6秒と驚異的なタイムを記録している点は強調材料。2歳馬でこれほどのラストスパートを見せる馬は稀であり、パンジャタワーの非凡な能力が伺える。

さらに鞍上の松山騎手がデビューから一貫してこの馬に騎乗している点も心強い。今回の出走馬16頭の中で、デビュー以来同じ騎手が継続して騎乗している馬はパンジャタワー、アドマイヤズーム、トータルクラリティの3頭のみだ。松山騎手は今回と同じ京都のマイル戦で行われたマイルCSで距離延長だったウインマーベルを巧みに導き、10番人気ながら3着に食い込む手腕を発揮している。その経験はパンジャタワーにとって大きなアドバンテージとなる。

以上の理由から朝日杯フューチュリティステークスでは、パンジャタワーが父の雪辱を果たし、松山騎手とのコンビでG1制覇を達成する姿を大いに期待し、応援したい。