JRAがビッグレースの賞金増額!有力馬の繋ぎ止めとなるか?
JRAは来年のジャパンカップ、有馬記念の1着賞金をそれぞれ1億円増額し5億円にするなど、一部G1競走の賞金を引き上げることを発表しました。また、3歳牡馬三冠達成のボーナスも1億円から3億円へと増額され、牝馬三冠達成馬には新たに1億円のボーナスが新設されることとなりました。
こういった増額の背景には売り上げが好調という点のほかに、円安も影響しているとのこと。
海外関係者にとっては冬の大一番が先日開催された香港の国際レースという流れになっているところを、ジャパンカップ出走への魅力を感じさせる狙いもありそうです。
その他のG1についても、天皇賞は春・秋ともに2000万円それぞれ増額となっており、3歳クラシック路線でも日本ダービーが3億円に、また皐月賞、菊花賞ともに2億円と、大幅増額となっています。
直近の三冠達成馬陣営などにしてみれば「もう少し早くやっていてくれれば」といった気持ちもあるかもしれませんが、有力馬にとってレースの舞台が国内のみならず海外も視野に入ってくるようになった昨今、国内の番組の魅力を維持するという意味でも高額賞金設定は必要な判断と言えるのかも知れません。
日本と欧州で芝の適性が大きく異なってきている現代ではなかなか一筋縄ではいかないかもしれませんが、今後も日本で国際色豊かなレースが展開されていくか楽しみにしたいですね。