エリザベス女王杯、海外登録馬全頭回避
2015年11月15日(日)京都競馬場で開催されるエリザベス女王杯ですが、選出されていた外国馬4頭がすべて辞退されました。国際レースとして実施されてはいるものの、難しいものです。古くはスノーフェアリーに圧倒的な強さを見せつけられ、外国馬の層の厚さに驚いたり、また日本馬のさらなる成長・飛躍を期待したのはわたしだけではなかったと思います。
日本馬のレベル向上のためにもやはりさまざまな血統、さまざまな国籍?の馬との戦いは必要なのではないかと思います。最近では日本からおでかけすることは増えてきましたが、それも着順や結果を問わず、先々を考えたら必ず日本競馬の発展に寄与するはずです。
参考までに今年来日予定だった外国馬たちをご紹介しておきましょう。シークレットジェスチャーはイギリスの5歳牝馬でミドルトンS(G2)勝ち馬。ジャックネイラーはアイルランドの3歳牝馬で今年のアイルランドオークス(G1)2着馬。リトルナイチンゲールはフランスの3歳牝馬で今年のクレオパトル賞(G3)勝ち馬。クイーンオブザサンドはアメリカの5歳牝馬でサンタバーバラハンデ(G3)勝ち馬。
ジャックネイラーの父の父がデインヒルで日本の馬場への適正もありそうな点や実績などから魅力があったかなと思います。デインヒルは最近ではフェノーメノの母父としても存在感を示しています。
今年の外国馬回避は残念ですが、いずれにせよエリザベス女王杯含め、レースに新たな魅力、できれば賞金の高さ以外に何か設定できないと、この事態はとまらないのではないかと危惧しています。JRAにがんばってもらいたいところです。