ロジータ(30)、昨年12月に死亡していた

記事「ロジータ(30)、昨年12月に死亡していた」のサムネイル画像

川崎競馬から誕生した牝馬で、南関東三冠(羽田盃、東京ダービー、東京王冠賞)馬であるロジータが、昨年の12月に老衰のため亡くなっていたことが明らかになりました。30歳でした。

ロジータは88年にデビューを果たし、翌年89年には唯一無二となる牝馬による南関東三冠タイトルを獲得した名牝。他にも、年末には古馬相手となる東京大賞典で1馬身差をつけ圧勝し、年が明けて挑んだ引退レースの川崎記念でも、8馬身差の圧勝を演じて優勝するという快挙を成し遂げた牝馬です。

引退後は繁殖牝馬として活躍し、同じく川崎記念を制したカネツフルーヴや、レギュラーメンバーといった馬を輩出。他にも、弥生賞2着のオースミサンデーや、重賞2勝のイブキガバメントなど、多くの活躍馬を輩出し、07年誕生のオースミイレブンを最後に繁殖牝馬を引退。晩年は、生まれ故郷である高瀬牧場にて娘や孫たちに囲まれて余生を過ごしておりましたが、昨年あたりから立ち上がるのが難しくなり、12月に馬房内で亡くなったとのことです。

これにより、川崎競馬は感謝と追悼の意を込めて、川崎競馬場内の第1入場門の「光りの馬ロジータ号前」にて、本日7日~10日に、開門から20時50分まで献花台が設置することを発表しました。また、明日8日には川崎競馬場にて3歳牝馬による地方交流競走・ロジータ記念がちょうど行われる予定となっております。