【埼玉新聞栄冠賞2025予想】JRAから転入初戦のスレイマン、待望の重賞タイトルへ!

29日(水)は浦和競馬場で「埼玉新聞栄冠賞」(S3、ダ2000m)が開催。
昨年のテレ玉杯オーバルスプリント2着の実績が光るスレイマンや、地元看板ランリョウオー、3連勝で勢いあるツウカイノキズナ、3歳王者マウンテンローレルなどの有力馬が集結した。
魅力多き馬が揃ったが、中でも特に注目したいのはスレイマン。昨年はアンタレスS、プロキオンS、テレ玉杯オーバルスプリントの3戦でいずれも2着に入線。今年も果敢にダート重賞戦線に挑戦するも、近3戦は二桁着順惨敗と見せ場のない競馬が続いている。
8月のエルムS・11着後、放牧を挟んだ後に大井へ移籍。中央重賞での2着2回と実績は最上位の存在だが、近走戦績が冴えないままの地方転入と、正直臨戦過程は良く見えない。ただ、5月の平安SではCWの追い切りで自己ベストを更新。前走のエルムSは時計こそ出さなかったが、休み明けを使われて良化してくる可能性も高い。
昨秋には当地のオーバルスプリントで2着に好走しており、舞台適性は十分。小倉や福島のリステッド・オープンでも結果を出しており、小回りコースへの適性も問題なし。問題は"距離"で、これまで2000m以下の距離を主戦場としており、久々の2000mでどこまでパフォーマンスを発揮できるかが鍵となりそうだ。
また、12月には浦和1400mで行われるS1のゴールドカップがあり、距離の適性的にはおそらくここがベスト。南関移籍後の最初の目標がゴールドカップであるなら、ここは叩きの一戦という見方もできよう。
前が結果を出しやすいコースではるが、好位差しからロス少なく捌ければ初戦Vも期待できよう。転入初戦の砂負けと流れ次第になるリスクもあるが、地力と適性の高さを素直に評価し、待望の重賞タイトル獲得に期待したい。

