重賞3勝スティッフェリオ、屈腱炎で現役引退

2019年のオールカマー(G2)など重賞3勝を挙げたスティッフェリオ(牡6、音無秀孝厩舎)が、放牧先の北海道・社台ファームにて検査を行ったところ、左前肢の屈腱炎を発症していることが判明し、引退することが明らかになった。同馬を所有する社台サラブレッドクラブが公式ホームページで発表した。

2016年9月に阪神でデビューし、芝1800~2000mの中距離路線を主戦場として活躍した。2018年の福島記念を勝利し、重賞4戦目にして重賞初勝利を果たすと、続く小倉大賞典も優勝し、重賞2連勝を達成。大阪杯と宝塚記念ではいずれも7着とG1では壁にぶつかったが、その後のオールカマーを制し、重賞3勝目を果たした。

今年はG1の天皇賞春で11番人気ながら2着に好走し、長距離G1でも活躍した。6月の宝塚記念で11着に敗れ、同レースが現役最後のレースとなった。

スティッフェリオは父ステイゴールド、母シリアスアティテュード、母父Mtotoという血統。JRA通算29戦8勝、うち重賞は3勝。スティッフェリオ号、お疲れさまでした。