【サマーチャンピオン2016予想】昨年覇者のタガノトネール・斤量57.5キロのハンデを克服し連覇なるか?!
お盆の時期に続く地方交流競走第2弾であるサマーチャンピオン。第1弾のクラスターカップは斤量60キロのダノンレジェンドが連覇を果たし、他馬を寄せ付けない見事なレースであった。そして、今回は地元出身の川田騎手がタガノトネールで連覇を狙う一戦。こちらは斤量57.5キロでのレースとなるが、如何なるレースとなるだろうか。軽ハンデの中央勢が逆転するのか、それとも斤量52キロの恩恵を受けそうな地方勢があっと言わせるのか。佐賀ダート1400mにて熱い戦いが繰り広げられそうである。したがって、今回は中央勢だけでなく地方勢にも目を向けた上で、ほぼ全頭の取捨選択についてハッキリさせたいと考えている。ぜひ、読者の方は以下の内容を参考にして頂いた上で、前日予想にお役立ていただければと考えている。
まず、今回のレースで特に有力視されているのは以下の4頭。その4頭とは、①タガノトネール(川田騎手)と②グレイスフルリープ(小牧太騎手)、③ワンダーコロアール(幸騎手)、④ミリオンヴォルツ(福永騎手)である。
やはり、最も注目すべき存在は昨年圧勝だった①タガノトネールである。前走のプロキオンステークスこそ自分の得意な形にならなかったが、今年のフェブラリーステークスで6着に健闘。逃げ馬などが多く揃ったメンバー構成もプラスで、自在性を生かした競馬と佐賀を知る川田騎手を背にレースを迎えることを考えれば負けられない一戦となりそうだ。叩き2走目であれば、斤量57.5キロも全く問題なし。一方で、②グレイスフルリープと③ワンダーコロアール、④ミリオンヴォルツはそれぞれ共通の気になる点がある。それは3頭ともにノビノビとした競馬で自分の形に持ち込めなければ好走できない馬だと言うことである。確かに、佐賀コースは内を開けてのレースであるため多少の挽回であれば効く。しかし、地方勢の軽斤量の馬など先行争いが激化しそうなメンツで、多くの馬が揉まれる可能性が高い。したがって、上記3頭に関しては実力云々の前に力を出し切れるかがポイントとなりそうである。
今年の地方勢はどうだ?!斤量52キロの恩恵を受ける馬とは?
そして、今年は地方勢にも楽しみな馬が揃っている。注目すべき馬は以下の2頭である。それは、①ミッキーヘネシー(畑中騎手)と②カッサイ(西川敏騎手)である。
まず、①ミッキーヘネシーは中央時代に準OPで2着の経験がある馬。脚質的な部分などから高知では思うような成績を残せていないが、今回は前崩れが期待できるメンバー構成。正直52キロは相当恵まれた斤量と言えるので、最も期待できるのはこの馬だろう。また、②カッサイはレースの展開を大きく左右する可能性の高い1頭。ゲートを出てグレイスフルリープとワンダーコロアールを被せてハナを切るような競馬となれば、中央勢2頭を潰す可能性がある。そういった意味でも、テイエムチカラとセットで注目したい馬と言える。
以上、中央勢と地方勢に分けてそれぞれ解説した。基本的に上記で取り上げなかった馬にとっては厳しいレースとなりそうで、やはり中心はタガノトネールであろう。コースや展開など全てが向く印象で、ここは落とせない一戦となる。そして、穴馬では高知のミッキーヘネシーや外枠を引いたミリオンヴォルツなどを取り上げたいと考えている。ぜひ、読者の方には特に地方勢の取り扱いを参考にして頂いた上で、ここは強気な三連単にて高配当をゲットしていただきたいと考えている。