フジキセキ産駒としてイスラボニータが背負う圧力とは?

今年のマイラーズカップでのイスラボニータ勝利によりフジキセキが達成した産駒の18年連続JRA重賞勝利達成という記録をご存知でしょうか?地方交流をカウントしていないJRAの重賞のみということで、いかにハイレベルな産駒を継続して長く生み出してきたかの証明となります。現段階では歴代2位でブライアンズタイムと肩を並べたところですが、内国産馬としては史上初で、父サンデーサイレンスでも17年連続で終わってしまったと考えるといかに偉大な記録であるか想像に難くないかと思います。

さて、では現在の1位はというと、19年連続の記録を保持しているパーソロンになります。30年以上前に亡くなった種牡馬の記録にフジキセキが肩を並べられるか非常に注目が集まります。しかしながら、その期待の重圧をイスラボニータが一身に受けているのが現状です。他のフジキセキ産駒では先日の函館記念で大穴2着に食い込んだタマモベストプレイもいますが、重賞の勝利は3歳時のきさらぎ賞以来無く、来年は8歳となり、重賞勝利となるとかなり厳しいところです。

その他にもオープンで頑張っている馬と言えばブライトライン、ロサギガンティアがいますが、やはり現在8歳と6歳。今年ではなく来年勝利をしなくてはならないという点を考えると、やはりイスラボニータが最有望株ではありますが、まだ芽を出していない馬たちが頑張ってくれるかもしれません。大記録達成の可能性も頭の片隅に入れながら、フジキセキ産駒たちにぜひ注目をしてみてください。