【秋華賞予想2017】今年は夏の上がり馬から勝負!

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いよいよ牝馬三冠の最後の一冠、秋華賞が開催されます。今週末は天候も悪く、重馬場巧者の考察に力を入れたファンも多いのではないでしょうか。温かい日が続いておりましたが、今週末の雨を機に肌寒い本格的な秋が始まりそうです。先週開幕されたばかりの東京ですが、暖かかった先週に比べ今週は雨で気温も一気に低下。馬場の変化もしっかりと見極めたいところですね。

さて、本題の予想ですが、今年の秋華賞の本命馬はディアドラです。桜花賞6着、オークス4着と春のクラシックでは悪くない競馬をしておりますが、ワンパンチ足りず惜敗。夏もしっかり使って前走の紫苑ステークスを優勝し、重賞初勝利を達成しました。オークス4着の実績もあるので果たして夏の上がり馬と言っていいのか微妙なところもありますが、夏に力をつけたという意味で使わせていただいたということでご容赦願いたいと思います。

その紫苑ステークスでは8枠からスタートし、中団後ろに控え、外外を回して最後の最後差し切るという、ワンパンチ足りないイメージを一新する強い内容でした。今回も7枠と外枠を引きましたが、外から勢いをつけて長く脚を使ってきていることを考えれば、この枠でもさほど悪くはないでしょう。タフな馬場となった桜花賞でも脚を引き出すことはできておりますし、多少馬場が渋っても問題はなさそうに思えます。

2歳時から人気を集めているソウルスターリングが別路線に向かったことでやや混戦状態の秋華賞。こんな時はディアドラのような夏の上り馬に注目が集まりそうですが、春の牝馬クラシックで活躍したライバルたちが軒並みローズステークスに出走したことからも、紫苑ステークスはメンバーも手薄と思われてか軽視され気味。秋華賞におけるローズステークス組の成績(7-8-4-58)と、紫苑ステークス組の成績(1-1-0-6)を見ればそれも致し方ないかもしれません。

しかし、本番と同じコーナー4つのコースを経験したことは間違いなくプラスですし、加速しながらスピードを維持することができるこの馬の脚質は、上がり勝負になりにくい秋華賞には合っているとも言えます。外を回ってねじ伏せる着差以上に強い勝ちっぷりを見せてくれたディアドラなら、よほどスローで仕掛けの遅い競馬にならない限り、秋華賞でも強い競馬を見せてくれるでしょう。

次に、対抗で注目しているのはリスグラシューです。前走のローズステークス3着馬です。桜花賞では2着、オークスでも5着とメンバーの中で2冠ともに掲示板を確保しているのは実はこの馬だけというのもポイントですね。タフな馬場だった桜花賞では内枠からの競馬でなかなかに捌きにくい条件でしたが、上手く直線で外に持ち出して追い比べ戦に持ち込み2着に入線。馬場は渋ってもこなせる馬です。

前走のローズステークスでは流れても脚を使い切ってくれており、流れる傾向がある秋華賞ではプラスとなりそうな勝ち方をしてくれました。流れてもよし、馬場は渋ってもよし、相手関係、レース展開など、どんな状態でもしっかり結果を残せる優等生タイプのリスグラシューは鞍上の武豊騎手との相性も良さそうです。先週の京都大賞典でも見えたように淀の武豊騎手は脅威ですし、本番も馬券に絡んでくる可能性は高いでしょう。

ということで、今年の秋華賞は本命ディアドラ、対抗リスグラシューという予想を中心に馬券を組んで勝負をしたいと思います。それでは、皆さんの馬券の健闘を祈ります!