【東京記念】JBCクラシックへ向けた前哨戦!名乗りを挙げるのはどの馬か?
今週水曜日に大井競馬場で行われるのが、今年で第60回目となる伝統の重賞の東京記念です。
1964年の東京オリンピック開催を記念して創設されたレースとなっており、当時から今まで変わらずダート2400mで行われています。地方馬にとって秋の大一番となるJBCクラシックに向けての大事な一戦としても知られています。
過去10年のデータを所属別でみると、大井・船橋所属の馬との相性がよく、浦和競馬所属馬にとっては厳しいレースとなっています。また、前走で大敗している馬がなかなか巻き返しできないレースともなっており、前走で好走している馬から入りたいところです。
他には前走で使っていたレースが東京記念トライアル、あるいは大井記念を使っていた組が強いレースで、大井記念は5月に開催されていることもあり、長距離で休み明けは嫌いたいところですがこのレースに関してはむしろ好材料となっています。
今年のメンバーを見渡すと、昨年のこのレースの覇者ランリョウオーが連覇なるか注目となっていますが、大井記念8着、その後の帝王賞はさすがに相手が強かったとはいえ10着敗退と、休み明けかつ勢いがない今年は苦戦が予想されます。
ローテーション、勢いともに期待できそうなのは、今年の大井記念を制して休み明け初戦となるセイカメテオポリスです。前走では交流G1勝ち馬のカジノフォンテンを負かしての勝利となっており、価値ある勝利を経ての参戦となります。3歳時に戸塚記念を制し早い時期から頭角を現していましたが、オグリキャップ記念・大井記念と連勝し、ここへ来て一気に上昇気流に乗ってきました。今回も相性の良い吉原騎手とコンビは継続。重賞3連勝へ向けて万全の臨戦態勢と整えています。
また、同じく東京記念と相性のいい東京記念トライアルを制したマンガンも期待したいところ。道中は最後方追走から、直線は大外一気の末脚でゴール前きっちり差し切って快勝と強い勝ちっぷりでした。大井2400mは4戦2勝と好成績で、今回のメンバーの中では適性は上位。今年は前に行きたい馬も多く、展開利もありそうな気配十分です。昨年も東京記念トライアルを制して本番では2番人気5着と敗れているだけに、雪辱を果たせるかが注目となります。