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【ジャパンC2025】ブレイディヴェーグはT.マーカンド騎手との新コンビで参戦、牝馬唯一の出走馬として挑む

2025/11/19 13:13
【ジャパンC2025】ブレイディヴェーグはT.マーカンド騎手との新コンビで参戦、牝馬唯一の出走馬として挑む

2日の天皇賞・秋で10着に敗れたブレイディヴェーグ(牝5、宮田敬介厩舎)が、30日に行われるジャパンカップ(G1、芝2400m)でT.マーカンド騎手と新コンビを結成して臨むことが決まった。19日、サンデーサラブレッドクラブが正式に発表した。登録馬の中で唯一の牝馬として、大舞台で23年エリザベス女王杯以来となるG1制覇を狙う。

前走の天皇賞・秋では、スタートで後手を踏んだことがすべての歯車を狂わせた。超スローペースの展開で動くに動けず、直線では前が壁となり全く追えない不完全燃焼の内容だった。戸崎圭太騎手は「出遅れたところでポジションが後ろになってしまいました。折り合いはつきましたが…。今日は残念でした」と振り返り、抜群の調整過程と絶好枠を生かしきれず、運にも見放された格好となった。「牝馬ならアーモンドアイ、グランアレグリア級でないと通用しない」と言われる厳しい舞台で、力と運が噛み合わなかった結果といえる。

今回コンビを組むT.マーカンド騎手は、2022年から4年連続の来日となるイギリスのトップジョッキーで、短期免許期間は11月8日から12月28日まで。1998年3月30日生まれで、日本では通算408戦57勝(重賞未勝利)を挙げている。2024年には英コロネーションステークスや愛チャンピオンステークス、2025年には英セントレジャーやカドラン賞など欧州各国でG1タイトルを獲得し、ここ数年で世界的評価を大きく高めている。

欧州で磨かれたマーカンド騎手の持ち味である積極的な位置取り、持続力を生かす騎乗がハマれば、巻き返しの可能性は十分にありそうだ。牝馬唯一の挑戦者として挑む大一番。新コンビがどのような化学反応を見せるか、ジャパンカップ当日の走りに注目だ。 

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