【TUF杯2026】注目の伏兵はこの馬だ!ゲキザルを"買い"と判断した3つの理由とは?
公開: 2026/07/01 12:20

少頭数で行われる今年のTUF杯は、フルゲート16頭に対して登録は10頭。例年のような激しい先行争いになる可能性は低く、各馬が自分のリズムで運びやすいレースになることが予想される。だからこそ、これまで着順だけで評価を落としている馬にも十分に出番がある一戦と言える。
その中で穴候補として注目したいのが、ザファクター産駒の7歳牡馬・ゲキザルである。
ゲキザルは1勝クラス、2勝クラスを連勝し、一気にオープン入りも期待された存在だった。しかし、3勝クラスでは壁にぶつかり、近走は二桁着順が続くなど苦戦が目立つ。
それでも悲観する必要はない。
昨年12月のアクアラインステークスでは、このクラスで2着と好走。現級でも通用する能力を示しており、近走の着順だけで評価を下げるのは危険だろう。
今回は小林騎手とのコンビで臨む予定。3場開催の影響で乗り替わりが多いメンバー構成となる中、馬の特徴を把握している騎手が騎乗できる点はプラス材料と言える。
さらに今年は少頭数。馬群が密集しにくく、脚をためやすい展開になれば、一発があっても不思議ではない。人気を集めるタイプではないだけに、配当面を考えても狙う価値は十分にある。
上位人気が予想されるのは、ドレフォン産駒の4歳牡馬ゲイルライダーだ。
このクラスでは4着、3着と着実に前進しており、前走は1番人気に支持されながら3着。今回は戸崎圭太騎手を迎え、勝負気配も感じられる。
メンバー構成を見渡しても能力上位であることは間違いなく、馬券圏内へ最も近い存在と見る向きも多いだろう。
一方で気になるのは距離適性だ。
これまで挙げた勝利はすべてダート1400m。今回は一気に1150mへ短縮されるだけに、スタートから流れに乗れるかが大きなポイントになる。福島ダート1150mは序盤の位置取りが結果を左右しやすいコースだけに、忙しい流れへ対応できるかは最後まで注視したい。
もう一頭、条件替わりで警戒したいのがピックアップラインである。
このクラスでは10着、5着、14着と結果は出ていないものの、いずれも中央場所でのレースだった。
今回は福島ダートへ舞台を移し、このコースでは勝利実績もある。さらに休養明け初戦となる今回はリフレッシュ効果も見込め、これまでとは違うパフォーマンスを見せても不思議ではない。
引き続き木幡巧也騎手とのコンビという点も心強く、コース替わりによる変わり身には警戒しておきたい。
編集部が今年のTUF杯で注目しているのは、「少頭数だから人気馬が有利」という単純な構図ではない。
登録10頭というメンバー構成なら、各馬とも大きな不利を受けにくく、本来の能力を発揮しやすいレースになる可能性が高い。こうした条件では、近走成績だけで人気を落としている馬が巻き返すケースも少なくない。
その意味では、現級2着の実績を持ちながら評価を落としているゲキザルは、今年のメンバー構成だからこそ狙ってみたい一頭だ。ゲイルライダーの距離適性、ピックアップラインのコース替わりなど見どころは多いが、配当妙味まで含めて考えれば、最も面白い存在はゲキザルではないだろうか。

