【札幌記念2025】ヴェローチェエラ、1週前追い切りで迫力十分の併せ馬

8月17日の札幌記念(G2、芝2000m)に出走予定のヴェローチェエラ(牡4、須貝尚介厩舎)が、最終追い切りで好気配を見せた。
調整は札幌競馬場の芝コースで行われ、3歳1勝クラスの僚馬リアライズオーラムを3馬身後方から併せ馬をスタート。道中でじわじわと差を詰め、半馬身差遅れてゴールした。時計は5F65.8―4F49.7―3F36.4―1F11.7。最後は相手を交わしきれなかったが、一杯に追われながらも最後までしっかりと伸びてゴール。手綱を取った佐々木騎手は「前走の函館記念よりも状態は確実に上がっている」と上々の仕上がりをアピールし、自信をのぞかせた。
前走の函館記念では、4角から外を回って豪快に差し切り、重賞初制覇を飾ったヴェローチェエラ。中距離戦線の新星として注目を集める存在となったが、今回の札幌記念でさらなる飛躍を狙う。
洋芝適性の高さ、そして成長を感じさせる最終追い切り。勢いそのままに、札幌の舞台で再び主役を張る準備は整った。

