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【ウェルカムS予想2025】昇級初戦パンジャが中心、人気馬には不安も?

2025/11/28 12:30
【ウェルカムS予想2025】昇級初戦パンジャが中心、人気馬には不安も?

今週日曜の東京競馬10レースは、芝2000mで行われる3歳以上3勝クラスの定量戦「ウェルカムステークス」が開催。今年はフルゲート16頭での開催が予定され、年末の東京開催らしい骨太メンバーが揃った。

過去4年(2020~2023年)のデータを振り返ると、昨年は同条件でアーモンドアイカップが行われており、レース名こそ異なるものの傾向は共通している。直線の長い東京競馬場だが、意外にも追い込み馬には厳しく、最高着順は2着1回のみとなっており、決め手一辺倒のタイプは割り引きが必要となる。

前走ローテの観点では、2勝クラスを勝ち上がってきた昇級初戦馬が【3勝・2着3回】と抜群の相性を誇り、今年この条件に該当するのはパンジャただ1頭となる。パンジャは休み明け初戦の前走で鋭く伸びて2勝クラスを突破しており、その際の勝利に導いた戸崎圭太騎手が今回も継続騎乗となる点も強調材料だ。勢いを素直に評価すれば、本命視は当然といえる。

一方で、このクラスで前走好走馬は人気になりやすいものの、このレースに限れば勝ち切れない傾向が続いている点には注意したい。前走・早春ステークスで5着に入ったハーツコンチェルト、同じ東京芝2000mで行われたイクイノックスメモリアルで2番人気4着に敗れたエセルフリーダ、前走の魚沼ステークスで2着のヴィレムは、いずれも上位人気に推される可能性が高いが、データ的には“危険な人気馬”となる可能性もある。

なお、2020年から2024年までの勝ち馬には、後に芝G1で存在感を放ったヒシイグアス、ジャックドール、ロードデルレイといった実力馬の名が並び、出世レースとしての性格も鮮明だ。今年の勝ち馬が未来のG1戦線へ名乗りを上げる可能性も十分にあり、注目度は例年以上といえる。

勢いに乗る昇級馬パンジャの実力が本物か、人気馬がデータの壁を突破できるか。東京芝2000mの名物条件で、次代の主役候補が姿を現す一戦となる。 

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