【京都金杯2021予想】武豊騎手、じっくり成長を遂げたシュリで雪辱戦

有馬記念、東京大賞典が終わったばかりという印象もある日本の競馬界ですが、5日からは新年の中央開催が早速スタートいたします。

昨年はアーモンドアイやラッキーライラックと言った大物牝馬の引退があったものの、宝塚記念・有馬記念の春秋グランプリを制したクロノジェネシス、そして香港カップを制したノームコアなどがいることもあり、今年も牝馬が牽引していくのかどうか注目したい一年になります。

そんな2021年を占う第一週の目玉となるのは中山金杯、京都金杯の2レースとなります。中山金杯は例年通り中山競馬場での開催となりますが、京都金杯は昨年からの京都競馬場改装工事の影響で、レース名こそ変わらないものの今年は中京競馬場での開催となります。

その京都金杯はフルゲート16頭に対して登録22頭と“一年の計”を求めに多くの競走馬が集まるレースとなりましたが、今回はハーツクライ産駒の上がり馬、栗東・池江厩舎所属のシュリに注目したいと思います。

ハンデ戦ながら下は55.0kgから上が57.5kgと非常に混戦が予想される一戦ですが、条件戦からこつこつ力をつけて来てはじめて挑むオープンクラスとなった前走のりステッド・リゲルステークスを見事勝利して現在2連勝中ということで、重賞初挑戦にはなりますが1,2番人気が予想される注目の一頭となっています。

前走リゲルステークスでは粘るサトノフェイバーをゴール前で差し切ってクビ差の勝利ということで、相手関係が強化されることに加えマークもきつくなるであろう今回は厳しいレースにはなりそうですが、中京競馬場でこれまで【2-0-0-1】と好成績を挙げており、今年の金杯は相性の良い条件と言えそうです。

鞍上の武豊騎手は昨年このレースにカテドラルで参戦し1番人気を背負いましたが、末脚不発で17着と大敗を喫しているだけに、相棒は異なるものの今年こそ良いスタートを切りたい意気込みも感じられそうな条件となっています。

同様にこつこつと力をつけ、前走キャピタルステークスでリステッド初勝利を挙げたピースワンパラディに福永騎手、重賞実績のあるケイアイノーテックやサトノアーサーなど面白いメンバーが集まり、フルゲート必至なだけに今後を占うレースとなりそうです。

マイル路線で好成績を残してきている馬なので、今年の安田記念やマイルチャンピオンシップへ向けて弾みのつくレースをシュリには期待したいです。