【4月2日佐賀競馬3R】着順・着差・内容すべてに違和感を覚えたレース
現在の地方競馬は一部の競馬場を除いて、中央競馬で頭打ちになった馬やどこかしらに不安を抱えた馬が多く在籍しているのが実情です。
下級条件のレースを見ていると、何もすることなく後方をグルッと回ってきた馬を見かけることがあると思います。レース中に馬体に不安を感じたのか、騎手が何か追えない理由があったのか、こればかりは見てる側からすればまったくわかりません。一つ言えることは、「やりやがったな」という気持ちが沸くだけでしょう。
そんなレースが4月2日の佐賀競馬場でありました。7頭立ての一戦。断然の支持を集めたのは、園田からの転入初戦となる7番レットローズキング。つい最近まで走っていて、園田C2で3着がある馬。佐賀のC2なら能力が違いすぎて当然で、鞍上に山口勲騎手。3連単もほぼこの馬の頭固定で売れていました。
となると、問題は相手探しとなるわけですが、近況、時計面からリードは4番のヒカリエンジェル。オッズは見ると、4-7が一番人気。妥当です。違和感はありません。しかし問題はここから。3番手は横並びでオッズが割れてもおかしくないはずが、発売当初から3連単の1番人気は、7→4→1の組み合わせが4~5倍で推移していたのです。
1番のイエローラベンダーは、横並びといえども、他馬が軒並み26秒台をマークする中、常に27秒台と時計一つ分見劣りますし、レース振りも後方からの競馬ばかりですから、今回も厳しいと見るのが普通でしょう。
しかしレースでは、レッドローズキングが早々と逃げる形に持ち込み、ヒカリエンジェルが2番手追走までは予想通りですが、なぜかイエローラベンダーがすんなりと3番手を追走していたのです。まだ百歩譲って今日は出足がついたとしましょう。しかし、4番手以降の持ち時計も遜色ない馬たちが、どんどん前3頭と離れていくのです。
結局、レースの中盤で結果が決まってしまうほどの差がついてしまい、問題のイエローラベンダーも最後まで3着以外は取らないといったレース振り。持ち時計の差がないメンバーなのに2着馬から、5→大差→1→5→7馬身差もの着差がつくことなんて普通ならあり得ないことです。結局、勝負をしなかった4着以降の4頭すべてが同一厩舎だったという点も、何かしら勘ぐるファンがいても文句は言えないところでしょう。
確たる証拠などはありませんが、私はとてつもない違和感を覚えました。みなさんはどう思われるでしょうか。気になる方はチェックしてみてください。