凱旋門賞馬アルピニスタはジャパンCへ向けて順調、19日来日予定
先月フランスのパリロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞を優勝したアルピニスタ(牝5、M.プレスコット厩舎)が、11月27日に東京競馬場で行われるジャパンカップ(G1、芝2400m)に参戦する予定であることが明らかになった。先週2日、イギリスの競馬専門紙「レーシングポスト」が報じた。
プレスコット師は「現時点でアルピニスタは非常に好い状態ですが、少しでも異変があるようなら引退の話を進めることになるでしょう。無理はさせないつもりです。ただ、現時点で状態は着実に良化しています。」と現状についてコメント。
レースについても「現在我々は最近日本へ行った人々や日本競馬に詳しい者を集めて体勢を整えている。つい先日も名師・M.スタウト調教師と夕飯を共にし、シングスピール(96年ジャパンC・1着)やピルサドスキー(97年ジャパンC・1着)のことを振り返った。」と語り、レースへ向けて準備を整えていると説明した。
この後も順調なら17日に英国を出発し、ドイツのフランクフルトを経由して19日に到着する予定だ。長距離輸送の懸念はまだ残されているが、世界最高峰のレースを制した馬の来日が叶えば、見応えある一戦になりそうだ。