17日(日)の東京3Rで3番人気のベルクカッツェに騎乗して勝利した藤田菜七子騎手は、この勝利でJRA所属馬による地方競馬の2勝を含め、G1騎乗への騎乗条件を満たす31勝を果たした。
JRAの内規により、平地・障害の各競走問わず通算勝利度数が31回に満たない騎手はG1およびJpn1競走に騎乗することができないとされているが(障害のJ・GI競走は除く)、藤田騎手は条件である31勝を果たしたことで、今後G1への騎乗が可能となった。同期の32期生の中では、藤田騎手が最後の到達者となった。また、勝利度数の規定により来週からは減量特典が3キロから2キロに変更される予定。
藤田騎手がG1で騎乗すれば、JRAに所属する日本人女性騎手としては初めてG1に騎乗する騎手となる。なお、藤田騎手のG1での騎乗は未定となっている。
JRA所属の女性騎手における通算最多勝利数は、増沢由貴子(旧姓:牧原)元騎手の34勝がトップとなっており、藤田騎手は記録更新まであと4勝となっている(6/18現在)。