【パラダイスS予想2018】スターオブペルシャ、人気でも逆らうのは危険か

今週の東京の日曜メインは芝1400mで行われる「パラダイスステークス」です。昨年の勝ち馬ウインガニオンや2着馬のグランシルクは同競走で活躍後、夏の重賞でも活躍を見せ夏競馬を盛り上げてくれました。

出走馬を見てみると、6戦中5戦が2着以上と今年は好走続きのショウナンアンセムや、重賞2勝の実績を持つロードクエストなどが有力馬として人気を集めそうです。しかし、今回優勝候補の最右翼として注目しているのは8戦連続馬券圏内中の「スターオブペルシャ」です。重賞こそ未経験ですが、近走においては実績面で1枚抜けている同馬がここは堂々の主役と言って良いのではないでしょうか？

今年の始動戦となった雲雀ステークスはラストで踏ん張りきれずに3着に惜敗しましたが、休み明けで20キロ増でのものと考えれば十分過ぎる内容。続くトリトンステークスでは初の中京コースを難なくこなし、好位抜け出しの強い競馬で快勝。そして前走の谷川岳ステークスでは早めに抜け出てそのまま押し切り勝ち、オープンレース初勝利を果たしました。

谷川岳ステークスを勝った後は重賞を使わずここまで待機していました。前走の勝利は本格化を思わせるような勝ちっぷりでしたし、近走で見せているその安定感からも、ここで大崩れする事は少し考えにくく、普通に回ってくれば勝ち負け必至レベルと見ております。

8戦連続馬券圏内という好調を長く続けることができるタフさも魅力ですが、左回り右回りともに安定した走りを見せており、東京・阪神・中京・新潟・札幌とコース不問で好走してくれる安定感も魅力の一頭です。デビュー当時から大崩れする事が非常に少なく、馬券戦略的には非常に買いやすい馬として今回も人気を集めることになりそうです。気性が素直な馬で、軸にするには最適なタイプの馬と言えます。1番人気に推される可能性は大。重賞初挑戦とは言え、ここは人気でも逆らわない方が賢明でしょう。

当日、馬体重に大幅な増減があるなど状態に大きく不安が見られる場合は割り引きが必要ですが、名伯楽が満を持して送り込む一頭なので、状態に関する不安は少ないです。長期休養明けでもありませんし、レース間隔も問題はない範囲。ここは素直にスターオブペルシャの相手探しの一戦と割り切って、勝負をしたいと思います。