【JBCレディスクラシック2025】オーサムリザルトが1週前追い切りでラスト1F10秒8の猛時計!

11月3日(祝・月)に船橋競馬場で開催される「JBCレディスクラシック」(Jpn1、ダ1800m)に向けて、オーサムリザルト(牝5、池江泰寿厩舎)が順調な仕上がりを見せている。23日、栗東CWコースで行われた1週前追い切りでは井上敏樹騎手が騎乗(本番は武豊騎手が騎乗予定)。クルミナーレ、メディテラニアンの2頭が前を行く展開の中、最後方からじっくりと追走してスタートした。
向正面では自然な流れでペースアップし、3コーナーから4コーナーにかけてさらに加速。それでも直線に向く時点で余力十分といった内容だった。ラスト300m付近で追い出されると瞬時に反応し、内から前を捕らえる鋭い脚を披露。残り200mで一気に抜け出すと、ステッキが一発入った瞬間にもう一段ギアが入り、2頭を大きく突き放してのフィニッシュとなった。
時計は6F80.2-5F65.1-4F50.7-3F35.7-2F22.1-1F10.8と圧巻のラップを刻んだ。特にラスト1ハロン10秒台はCWでも上位レベルの切れ味を示すもので、全体時計を考慮しても非常に中身の濃い内容だった。これまで追い切りで強烈な動きを見せるタイプではあったが、近走は少し覇気を欠いていた。それだけに、今回の走りは完全に調子を取り戻した印象であり、連勝を続けていた頃のオーラが再び蘇りつつあるようだ。
前走のブリーダーズゴールドCでは、2番手から運んで勝ち馬ダブルハートボンドを追い詰めながらも、最後はライオットガールにかわされ3着に惜敗。惜しくも連覇を逃したが、内容的には大きく崩れたわけではない。その後は放牧を挟み、9月末に栗東へ帰厩。以降は坂路とCWを併用しながら順調に調整が進められており、ここまで理想的な過程を踏めている。
秋のダート女王決定戦での復権を目指し、再び完全体となったオーサムリザルト。武豊騎手との新コンビで挑むJBCの舞台で、再びその名を輝かせる準備は整った。

