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二冠牝馬エンブロイダリーは香港マイル&香港カップに予備登録

2025/10/23 20:42
二冠牝馬エンブロイダリーは香港マイル&香港カップに予備登録

桜花賞と秋華賞を制し、見事に牝馬二冠を達成したエンブロイダリー(牝3、森一誠厩舎)が、海外の大舞台へ向けて動き出した。10月22日、所属クラブのシルク・ホースクラブが公式サイトで、12月14日にシャティン競馬場で行われる香港マイルおよび香港カップのG1レースに予備登録したことを発表した。

エンブロイダリーはオークス9着から直行した秋華賞で、2番人気に支持され見事な差し切り勝ち。距離2000mに短縮された舞台で本来のスピードを存分に発揮し、春の女王としての実力を改めて証明した。レース後は後肢に若干の疲れが見られるものの、今後は放牧に出てリフレッシュを図る予定。次走は状態を見極めながら決定されるが、香港G1への予備登録は海外遠征も視野に入れた前向きな一手といえる。

キャリア5勝すべてを芝1600~2000mで挙げており、中距離でもマイルでも高い適性を示しているのが強み。父アドマイヤマーズは2019年の香港マイル覇者で、翌年の同レースでも3着に入った実績を持つ。父譲りのスピードと勝負根性を受け継いだエンブロイダリーが、再びシャティンの地にその血統の輝きを刻む可能性は十分だ。

オークスでは距離の壁に阻まれたが、秋華賞で見事に巻き返し、再び牝馬世代の頂点に立った。その実力は国内にとどまらず、今や国際舞台でも注目される存在となった。21日に美浦トレセンへ帰厩した同馬は、再び香港のビッグタイトル獲得へ向けて調整を進めていく。日本の二冠牝馬が、次は世界の強豪を相手にどんな走りを見せるのか、期待は高まる一方だ。 

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