【毎日王冠2020予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は？

秋の中距離G1王者を目指す馬達の始動戦「毎日王冠」へ向けて各馬が最終追いきりを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。

サトノインプレッサ（牡3、矢作芳人厩舎）

10/7（水）栗東・CW（良）6F82.1－5F66.8－4F52.5－3F39.4－1F12.3（一杯）

坂井瑠星騎手を背に（レースは戸崎圭太騎手）栗東CWコースを単走。序盤は馬なりでゆったりと進め、最後の直線では一杯に追われると低い重心を保ちながらスムーズな脚取りで伸びて1F12.3を好時計をマークした。1週前も坂井騎手を背にCWコースで僚馬タイセイトレイル（オープン）と併せて、ラストは強めに追われてクビ差遅れた。相手には遅れたが意欲的な併せ馬を消化できており、負荷がかけられている。あまり調教では動くタイプではないイメージだったが、良い動きを見せており好気配。

ザダル（牡4、大竹正博厩舎）

10/7（水）美浦・南W（良）5F70.6－4F54.1－3F39.6－1F13.4（馬なり）

美浦の南Wで2頭併せ。馬なりで進め、僚馬ハルサカエ（3勝クラス）を半馬身追走し、内から馬体を併せて直線は持ったままで伸びて併入した。終始馬なりで軽めの調整だったが、1週前には南Wを田辺裕信騎手を乗せて3頭で併せ、鞭も入ってびっしり追われて5F66.5－1F12.4をマークして併入しており、強く負荷がかけられている。促せばさらに進んで行きそうな気配があり、スムーズな調整ができていると言って良さそうだ。

コントラチェック（牝4、藤沢和雄厩舎）

10/7（水）美浦・南W（良）5F69.8－4F54.9－3F40.3－1F12.9（馬なり）

美浦の南Wを2頭併せ。僚馬オーロラフラッシュ（2勝クラス）を3馬身先行し、馬なりのまま進めて、直線では外から軽く促されるとしっかり反応して併入した。時計は地味だが、余力十分で良い動きを見せた。1週前は販路で丸山元気騎手を背に2頭で併せ、序盤は相手の後ろで抑えていたが、直線で並びかけてからは反応良く伸びて4F52.8－1F12.4をマークし、併入した。藤沢和師が「ハナに行かなくてもいい競馬ができるようにやっている」とコメントしているように、先週は抑えの利いた内容を消化できており、最終も落ち着いた競馬が出来ている。順調な調整過程がうかがえる。