【フィリーズレビュー予想2020】桜花賞トライアル最終戦!アヌラーダプラやヒメノカリスなど出走予定馬を考察

今週の阪神競馬の日曜メインは桜花賞トライアルの最終戦「フィリーズレビュー」です。チューリップ賞はマイルでしたが、今回の舞台は1400m。1400mでの実績が目立つ馬たちが揃う一戦です。今回は出走予定馬の中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

アヌラーダプラ(牝3、萩原清厩舎)

昨年9月にデビューしたキングカメハメハ産駒。前走のフェアリーSでは1番人気に推されるも6着に敗退。鞍上のルメール騎手が「距離が少し長いみたい」とコメントしているように、揉まれないポジションで進めるも最後の直線は伸びませんでした。今回は先週怪我から復帰した三浦騎手に手綱が戻り、距離も1400mへと短縮して巻き返しを狙います。2走前の2勝クラスでは2着以下を子供扱いして圧勝しており、能力が高い1頭であることは明らか。この時のように脚をしっかり溜めることができれば見せ場も期待できそうです。

ヒメノカリス(牝3、池江泰寿厩舎)

昨年11月にデビューしたディープインパクト産駒。新馬戦は3着に敗れるも、年明け2月の未勝利戦は1番人気に応えて見事1着。新馬戦の勝ち馬はきさらぎ賞・2着のストーンリッジで、差も0.5秒差と僅か。未勝利戦は軽く仕掛けて後続3馬身半差の圧勝という好内容で、重賞でも十分通用しそうな気配が漂います。兄にG1・2勝のアルアインがいる良血で、素質的にはまだまだ先が期待できる1頭です。緩いラップしか経験しておらず、流れが速くなりがちな阪神1400mに対応できるかどうか。

ヤマカツマーメイド(牝3、池添兼雄厩舎)

昨年7月にデビューしたロードカナロア産駒。未勝利2戦目で初勝利を挙げ、続くりんどう賞を優勝。京都1400mのファンタジーSで4着に好走した後、年末の阪神JFでも5着に健闘しました。阪神JF・2着で先週のチューリップ賞を優勝したマルターズディオサとは0.4秒差、ファンタジーSでも勝ち馬のレシステンシアと0.5秒差といったように、世代トップクラスを相手にこの差は十分立派。今回は相手関係も楽になりますし、距離も短縮されるここは上位争い必至か。

他にも、1200mを3勝しているケープコッドや、万両賞を5馬身差で圧勝したカリオストロなど、世代の注目牝馬が揃いました。フィリーズレビューは3月15日(日)に、阪神競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時35分の予定。