今週は秋に組まれていた府中牝馬Sからレース名が変更となったエリザベス女王杯の前哨戦「アイルランドトロフィー」が開催。今年が記念すべき第1回目の開催となる。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

カナテープ（牝6、堀宣行厩舎）

前走の関屋記念を制し、重賞初勝利を果たしたカナテープ。後方待機から大外を回しての末脚一閃でレコード勝利と、斤量の恩恵や展開利があったとは言え強い内容でした。東京の1800mは2走前の府中牝馬Sでも2着に好走しており、舞台はベスト。左回りでは安定した成績を残しており、距離も問題なし。ベスト舞台で走れるここは重賞連勝の期待も十分です。

アドマイヤマツリ（牝4、宮田敬介厩舎）

前走のヴィクトリアマイル・7着から巻き返しを狙うアドマイヤマツリ。後続を離して逃げた馬から2番手で追走し、実質的な逃げのかたちとなって最後は粘りきれずの7着敗退でした。それでも勝ち馬とは0秒3差と差は僅かで、一気のメンバー強化と、初の東京マイルで受けて立つ側に回ったことを考えれば十分に善戦したと言って良いでしょう。1800m戦は【4-2-0-0】と安定感抜群の距離で、このメンバーが相手なら前走以上の結果が期待できそうです。

ボンドガール（牝4、手塚貴久厩舎）

前走の関屋記念・2着から参戦するボンドガール。中団を追走し、直線は内から伸びての2着同着でした。56kgの斤量を背負って馬群競馬と厳しい条件の中での2着は負けて強しの内容。とは言えまたもや勝ちきれず、これで重賞は6度目の2着。そこまで切れる脚はないので、勝ち切るにはある程度の位置取りが欲しいところ。牝馬同士のここはチャンス十分で、悲願達成に期待です。