【京阪杯2024予想】来年のスプリント路線を占う一戦!ウインカーネリアンやエイシンスポッターなど出走予定馬を考察

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京都競馬の日曜12Rは今年最後の芝スプリント重賞「京阪杯」です。スプリンターズSで一区切り付いたスプリント路線ですが、来春の高松宮記念へ向けた幕開けを告げる位置づけとなる重要なレースでもあります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ウインカーネリアン(牡7、鹿戸雄一厩舎)

前走のスワンS・6着から参戦するウインカーネリアン。2走前の安田記念でも14着とここ2戦は凡走続きですが、逃げか番手の競馬スタイルでは安定感に欠けるのは仕方ないとも言えるでしょう。スワンSも控えた馬が上位を占める厳しい展開ながら、勝ち馬と0秒3差の6着なら悲観する必要は無いでしょう。今年の高松宮記念では4着と自分の競馬ができればG1でも上位に来れる馬です。確実な先行力できっちりとポジションを取るテンのスピードが武器で、少々速いラップを刻んで逃げてもしっかりと粘り込む持続力もあります。逃げ馬候補ということもあり、注目度は高い1頭です。

エイシンスポッター(牡5、吉村圭司厩舎)

スプリンターズS・9着から参戦するエイシンスポッター。2走前のキーンランドCでは普段よりも前目のポジションで運んだ分しまいの脚が鈍りましたが、それでも2着に好走。続く前走のスプリンターズSでは控えて直線では馬群を突いて9着とG1の壁に跳ね返されるかたちとなりましたが、この馬らしい競馬を見せてくれました。手綱を握ったシュタルケ騎手もレース後に同馬の乗りやすさと能力の高さを絶賛しており、地力上位は明白。今回はH.ドイル騎手と初コンビになりますが、キーンランドCではテン乗りだったモレイラ騎手とスムーズな競馬が出来ており、ここでも期待度は高い1頭です。

ビッグシーザー(牡4、西園正都厩舎)

前走のオパールSを快勝して駒を進めてきたビッグシーザー。先行馬を見ながら3番手に付けると、直線もしぶとく伸びて最先着でゴールしました。重賞勝ちこそありませんが、これでオープン・リステッド5勝目と実績は十分。また、この馬に関しては京都コースの実績が豊富なのが魅力です。京都の1200mは5戦して【2-0-1-1】と安定しており、とく今回と同じ京都の1200mで行われた前走のオパールSでは、好位から抜け出す正攻法の競馬で圧勝と適性については申し分ありません。レースの上がりがかかると浮上してくるタイプでもあり、引き続き田口騎手とのコンビで悲願のタイトルを掴めるかに注目です。