西の菊花賞トライアル「神戸新聞杯」がいよいよ開催です。同レースの好走馬は菊花賞でも上位に入ることが多く、本番を占う上で見逃せない一戦となります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ショウヘイ（牡3、友道康夫厩舎）

日本ダービー・3着から参戦するショウヘイ。最内枠から完璧な立ち回りで、直線でやや外に出され、じわじわ上がって3着に好走。初の東京遠征、一気のメンバー強化、緩めの馬場にも対応しての3着は負けて強しの内容だったと言って良いでしょう。父サートゥルナーリア、母父オルフェーヴルともに神戸新聞杯を制しており、血統面からも期待大。秋初戦をいい形で迎えられるかに注目です。

エリキング（牡3、中内田充厩舎）

日本ダービー・5着から参戦するエリキング。淀みない流れから立ち回り戦となり、追い込み勢が軒並み沈んだ中で唯一掲示板に入ってきたのが同馬でした。距離延長や東京コース替わりがプラスに作用した印象で、この適性は今後のキャリアを占ううえでも大きな収穫となりました。今回も川田騎手との継続コンビで臨み、2つ目の重賞タイトルを視野に入れます。

ジョバンニ（牡3、杉山晴紀厩舎）

日本ダービー・8着から参戦するジョバンニ。スローペース中団馬群から伸びきれず、東京や上がりが速い状況より、小回りや上がりが掛かる状況の方が良さそうな印象。阪神の内回りは2000mのリステッド・若葉Sを快勝しており、阪神コース替わりはプラスに働く可能性が高そうです。重賞勝ちこそないものの、ホープフルステークス・2着、皐月賞・4着とG1でも上位をにぎわせている存在。次走は菊花賞を予定しており、ここで弾みを付けられるかに注目です。