【小倉サマージャンプ予想2024】真夏の障害重賞!ホッコーメヴィウスやヴィジュネルなど出走予定馬を考察

小倉競馬の土曜の重賞は「小倉SJ」が行われます。ダートコースの内側にある障害コース及び襷コースを使用して行われるレースです。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ホッコーメヴィウス(セ8、清水久詞厩舎)

新潟ジャンプS・1着から参戦するホッコーメヴィウス。昨年は後方で控え、そのまま見せ場なく6着に敗退しました。昨年は凡走しましたが、前走の新潟ジャンプS含め、障害重賞を4勝している実績馬。その全てが逃げ切り勝ちで、本来の勝ちパターンで競馬が出来なかったことが全てでしょう。ただ、小倉で開催された昨年と打って変わって今年は中京で開催。中京の障害コースは【2-0-0-0】と好成績で、同じ中京障3300mで行われた2022年の阪神ジャンプSでは、メイショウアルトやテリオスルイなどのメンバーを相手に3馬身半の逃げ切り勝ちを達成。今回のメンバーなら地力は上位で、6頭立ての少頭数となる今年はさらにスムーズな競馬が出来そうです。

ヴィジュネル(牡6、渡辺薫彦厩舎)

障害オープン・1着から参戦するヴィジュネル。もともと芝マイルでデビューし、その後も芝の1400~1600mを主戦場としてきた同馬でしたが、昨年の10月から障害へ転身。障害戦では【2-3-2-0】と安定しており、スムーズに前目に付けて、しまいも堅実な末脚で伸びて堅実な競馬を見せています。障害転身後初戦から手綱を握っている中村将之騎手との相性も抜群で、引き続き同騎手とのコンビなら初重賞でも期待度は十分。飛越はまだ安定しないところがありロスしがちですが、平地力はかなり強く、重賞初挑戦とは言え今回のメンバーでも引けは取らないでしょう。

ロスコフ(牡6、久保田貴厩舎)

前走の東京ジャンプS・2着から参戦するロスコフ。道中は先団の後ろ6番手あたりから自分のリズムで脚を溜めて追走。最後の追い比べでは勝ち馬のジューンベロシティに押し切られましたが、道中の立ち回りは完璧で、高速適性にしっかりと対応して勝ち負けに持ち込めたのは強い証拠。2着馬のヴェイルネビュラには5馬身差も付けており、1・2着馬の2頭だけが抜けていたと見えます。距離がもう少し長ければ差し切っていたとも思わせてくれる手応えで、レース内容的には勝ちに等しい2着だったと言って良いでしょう。重賞タイトルも時間の問題と思わせてくれる内容だっただけに、ここでも期待は十分でしょう。