【インターナショナルS予想2024】欧州競馬の最高峰!ドゥレッツァやシティオブトロイなど出走予定馬を考察

21日は、イギリスのヨーク競馬場で「インターナショナルステークス」が開催。日本調教馬では2005年にゼンノロブロイが挑戦しクビ差の2着、2019年にシュヴァルグランが出走し8着という結果に終わっています。真夏のイギリスの中距離王者に輝くのはどの馬か。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ドゥレッツァ(牡4、尾関知人厩舎)

前走の天皇賞春・15着から参戦するドゥレッツァ。天皇賞は熱中症で十分なパフォーマンスが発揮できず、さらにレース後はまさかの骨折が判明。幸い軽症で済み、約4ヶ月での実戦復帰が決まりました。とは言え骨折明けで初の海外遠征とハードルは高め。金鯱賞・2着もやや距離が短かった印象を受けたので、今回もほぼ同距離の2050mということで距離も大きな課題の一つとなってきそうです。昨年6月の2勝クラスでは東京の2000mで上がり最速32秒7の瞬発力を見せて快勝しているので、ヨーク競馬場の長い直線で末脚炸裂のシーンも十分に考えられるでしょう。

シティオブトロイ(牡3、A.オブライエン厩舎)

前走のエクリプスSなどG1・3勝を挙げているシティオブトロイ。2走前の英ダービー、前走のエクリプスSとG1を連勝しており、現地前売りでトップの評価を受けている人気馬です。2400mの英ダービーを快勝しており、スタミナについては全く不安なし。2000mのエクリプスSでは強豪古馬相手に好位3番から抜け出して快勝しており、よりスピードが活かせるこの距離こそがベストと陣営も判断しての選択でしょう。この後は米G1のBCクラシックも視野に入れており、ダートの大舞台へ弾みをつけるためにも好レースを演じたいところでしょう。

ロスアンゼルス(牡3、A.オブライエン厩舎)

前走の愛ダービー・1着から参戦するロスアンゼルス。2走前の英ダービーでは勝ち馬シティオブトロイには5~6馬身、2着のアンビエンテフレンドリーにも3馬身以上離された3着と1・2着馬には差を付けられましたが、続く前走の愛ダービーは強い勝ちっぷりでした。ロスなく立ち回り、早めに抜け出すと最後は内ラチ沿いを粘りの競馬で押し切って快勝しました。近2戦はいずれも2400mですが、3走前は2000mの愛ダービートライアル・1着、その前も同距離のクリテリウムドサンクルー・1着と2000mの重賞を連勝しており、距離のついては問題なし。しぶとく粘れる脚質は長い直線のヨーク競馬場と合いそうで、いきなりの古馬撃破も十分期待できそうです。