【ニュージーランドT予想2019】アガラスやミッキーブラックなど、出走予定馬を考察

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6日土曜の中山メインはNHKマイルCのトライアル「ニュージランドT」が行われます。3着までにNHKマイルCの優先出走権が付与されるだけに、賞金が足りない組にとっては何が何でもの一戦でしょう。マイル路線を行く3歳馬にとってはここからNHKマイルCへと向かうのが主流ですが、その後力のある馬は安田記念へ行くこともあり、マイル路線を展望する上で注目すべき一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

アガラス(牡3、古賀慎明厩舎)

2走前の東スポ杯2歳Sでは、重賞2勝馬のニシノデイジーとハナ差の2着。上がり最速となる33秒7をマークし、1分46秒6と時計も悪くありません。直線の序盤、前が一瞬詰まってブレーキをかける不利があった中で2着まで追い込んできたのは十分健闘の内容。しかし、前走のきさらぎ賞ではスタートで出遅れ、序盤から首を上げて力み、道中は折り合いにひと苦労。直線では伸びきれずに7着に終わりました。デビューから一貫して1800mを使ってきましたが、前走で折り合い面の課題が見られ、マイル路線切り替えは吉と出る可能性が高いのではないでしょうか。キタサンブラックとは違って気性に難ありなブラックタイド産駒ですが、前走はレース直前に雨、馬体も太め残り、輸送と条件的にも懸念材料が多かったため、全体的に条件好転となりそうな今回は巻き返しも十分可能でしょう。

ミッキーブラック(牡3、音無秀孝厩舎)

こちらもアガラスと同じくブラックタイド産駒の3歳馬。京都2歳S(4着)、ホープフルS(9着)、そして前走はオープンの若葉Sで8着と2000mを主戦場としてきましたが結果を残せず、マイル路線に切り替えて激変を狙います。新馬戦では一旦下げてまた追い込んで勝利し、2走目の芙蓉Sでもペースが遅いと見るや向正面で一気に番手までポジションを押し上げる積極的な競馬で快勝。デビュー1,2戦目は好内容でしたが、3戦目以降は苦戦しており、ここはマイル以下を試す時期に来ているのかもしれません。中山は内回り2000mのホープフルSでは切れ負けした印象が強かったですが、外回りの1600mではどうか。鞍上もころころと変わっておりましたが、前走に続き松山弘平騎手が騎乗。この条件で変わり身となるかに注目です。

メイショウショウブ(牝3、池添兼雄厩舎)

3走前のデイリー杯2歳Sでは、2歳王者のアドマイヤマーズと叩き合いのすえ僅差の2着。2走前の阪神JFは番手から進め、直線でいったん先頭に躍り出て、一瞬見せ場十分で残り200mまでは粘るも6着までという内容でした。前走のチューリップ賞では、序盤で行きたがるところを抑えて中団まで控えると、3~4コーナーで早めに上がっていき直線では好位に進出しましたが、早めに脚を使ってしまったのか直線は伸びきれずに9着敗退。デイリー杯然りどうしても最後は甘くなってしまう印象がありますが、瞬間的な切れ味のある馬なので、前目で仕掛けが遅いかたちになれば良い勝負ができそうです。

他にも、前走上がり32秒9の切れる脚でマイル2勝目を挙げたヴィッテルスバッハや、1400mを2勝し、短距離路線から来るグラナタスなど面白いメンバーが揃いました。ニュージーランドTは4月6日(土)、中山競馬場の11Rで実施。発走は15時45分の予定。