【シリウスステークス予想2025】秋のダートG1戦線を占う重要な一戦!テーオーパスワードやジンセイなど出走予定馬を考察

チャンピオンズカップの前哨戦としても有名なダートハンデ重賞「シリウスS」が今週の阪神土曜メインで開催されます。11月のJBCクラシックやチャンピオンズカップといったビッグレースへ向けてダート中距離路線の実力馬が集う一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
テーオーパスワード(牡4、高柳大輔厩舎)
オープンの名古屋城Sを快勝して駒を進めてきたテーオーパスワード。昨年はデビュー3戦目で挑戦した米G1のケンタッキーダービーで5着に善戦し、早くから素質の高さを示していた馬です。その後骨折が判明し、骨折明け初戦となった3勝クラスは5着に敗れるも、その後は順調に連勝して復権。距離は1F伸びますが、前走はタフな中京の1800mでも上がり最速の脚で力強く伸びており、克服しそうな気配は十分。レース毎にパフォーマンスを上げており、ここも勝ち負けに期待です。
ジンセイ(牡4、庄野靖志厩舎)
前走の平安S・4着から参戦するジンセイ。スローペースからのラスト3F戦と同馬向きの展開での4着は物足りない印象もありますが、メンバーレベルが上がった昇級初戦でこの内容ならこの先も楽しみ。ダート自体もまだ前走で4戦目と少なく、まだ底は見せていません。今回はダートでは初となる2000mが舞台となりますが、芝では2200mの勝利実績もあり、不安は少なめ。前走のメンバーを相手にあれだけやれるなら、ここでも上位争いは可能でしょう。
カナルビーグル(牡3、佐藤悠太厩舎)
前走の東京ダービー・5着から参戦するカナルビーグル。前半の位置取りが悪く、コーナーでも動き切れずで最後は5着までが精一杯という内容でした。終始右手前で走っており、初の大井、初の2000mで適性面の差も出た印象で、やや不完全燃焼だったように思います。時計自体は速いので能力はやはり高い馬。2走前のユニコーンSでは好位追走から馬群競馬にも対応し、勝負どころでは内に進路をとって交わして1着と強い内容で勝ちきっており、今回のメンバーでも勝ち負けになるでしょう。

