【JRA】トップナイフが再び戦線離脱、屈腱炎で9カ月以上の休養見通し

JRAは21日、8月17日の札幌記念を制して重賞初勝利を挙げたトップナイフ(牡5、昆貢厩舎)が左前浅屈腱炎を発症したと発表した。復帰には少なくとも9カ月以上の休養が必要となり、再び長期離脱を余儀なくされる。
トップナイフはゲートを出る際に膝蓋骨が外れて出遅れることが多かったことから、昨年11月のアンドロメダS後には膝蓋骨の手術を実施。復帰初戦となった今年6月のエプソムCでは11着、続く函館記念も10着と結果を出せず苦しいレースが続いていた。しかし前走の札幌記念では、タフな馬場の中で大外を豪快に差し切り、待望の重賞初制覇を達成。手術からの復活を印象づけていた。
地道な調整で再び頂点をつかんだ矢先の故障は陣営にとって痛恨だ。今後は長期休養を経て、再びターフへ戻るための調整が続く。鍛え抜かれた精神力と実績を持つトップナイフが再び大舞台に立つ日を、ファンは信じて待ちたい。

