【テレ玉杯オーバルS予想2025】主役はガビーズシスター、武豊騎手と挑む逆襲劇

23日、浦和競馬場ダート1400メートルで行われるテレ玉杯オーバルスプリントに、世界レベルの実力馬ガビーズシスター(牝、森一誠厩舎)が挑む。前走の東京スプリント(JpnIII)は1番人気に推されながら5着に敗れたが、内容自体は悲観するものではない。鞍上だったC.ルメール騎手も「着順ほど負けていない」と手応えを語り、森調教師も「サウジのリヤドダートスプリントで3着の実績を考えれば力は世界級」と胸を張る。
今回は放牧明けの一戦ながら、美浦坂路で入念な調整を積み重ねてきた。19日の最終追い切りでは水分を含む馬場をものともせず、自己ベストタイの53秒8―12秒3をマーク。先週のWコースでの負荷が効き、脚さばきは軽く仕上がりは万全だ。鞍上には名手・武豊騎手を迎え、巻き返しの態勢は整った。
課題は初距離となるダート1400メートルと浦和の小回り。先行力はあるものの小回り経験が乏しく、大外枠からの競馬は簡単ではない。前が有利な馬場傾向も想定され、位置取りひとつで勝敗が左右される展開もあり得る。それでも前走の凡走で人気が下がるようなら狙い目は十分。本来の力を発揮できれば、勝ち負け必至の存在だ。

