【リゲルS予想2025】上位人気支持の4歳馬に注目、ワールズエンド中心か

今週土曜の阪神メインは、芝1600メートルで行われる3歳以上オープンの別定リステッド・リゲルステークスだ。フルゲート18頭に対して登録は17頭となり、今年は登録馬全頭が出走可能という少頭数寄りの構成となった。
過去4年(2020~2023年)のデータを見ると、上位人気勢の安定感が非常に高い。1番人気馬は2勝2着1回、2番人気馬は3着4回、3番人気馬は1勝2着1回と堅調な成績を残しており、波乱は少なめの傾向だ。2022年に8番人気シャイニーロックが逃げ切った例があるものの、基本的には実力上位が順当に走るレースと判断できる。
馬齢別では4歳馬が3勝と好相性を示しており、いずれも3番人気以内での勝利である点も見逃せない。今年も4歳馬で上位人気が予想される馬は馬券戦略から外せない存在となる。
注目の一頭は、前走スワンステークスで1番人気に支持されたワールズエンド(父ロードカナロア)だ。オープン入り2戦目となり、今回は相手関係が楽になる印象だが、逃げの形になりやすいためマークされる立場でもある。今回はC.デムーロ騎手が手綱を取るだけに、序盤のペース配分がカギとなる。スピードと持続力を高いレベルで兼ね備えるタイプだけに、展開ひとつで押し切りの場面も十分にあり得る。
また、キャピタルステークス2着のシヴァース(父モーリス)も侮れない存在だ。母はG1馬ヴィブロスという良血馬で、今回は川田将雅騎手との新コンビで挑む。3勝クラス卒業後は着実にレース内容を良化させており、阪神芝コースにも勝ち鞍がある。中1週の強行軍ではあるが、しらさぎステークス、関屋記念ともに4番人気と支持を集めてきた実力馬だけに、リステッドクラスなら再度好走が可能だろう。
上位人気馬中心のレース傾向が色濃いリゲルステークス。今年も実績と勢いを兼ね備えた馬たちが順当に力を発揮する一戦となりそうだ。

