【宝塚記念2020予想】春のグランプリがいよいよ開催!サートゥルナーリアやラッキーライラックなど出走予定馬を考察
春のG1戦線のラストを飾る上半期の総決算「宝塚記念」がいよいよ行われます。ファン投票1位のアーモンドアイは回避となったが、今年はファン投票でトップ10にランクインした馬のうち6頭が登録しており、なかなか豪華な面々が集結しました。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。
サートゥルナーリア(牡4、角居勝彦厩舎)
今年初戦の金鯱賞を制し、早い段階で宝塚記念を目標に定めていたサートゥルナーリア。アーモンドアイとフィエールマンの回避により主戦のC.ルメール騎手をしっかりと確保することができ、昨年の皐月賞以来のG1制覇を目指して臨戦態勢はバッチリです。また、気性面の粗さがある馬なので、無観客競馬で開催される点もプラス。実際に無観客で行われた前走の金鯱賞では道中もスムーズに折り合っており、後続を寄せ付けない走りで完勝しました。使える脚は一瞬なので持久力勝負になりやすい宝塚記念ではどうかという不安もありますが、得意の右回りに戻るなどプラス材料も多く、連続好走が期待されます。
ラッキーライラック(牝5、松永幹夫厩舎)
昨年はエリザベス女王杯、今年は大阪杯を制し、中距離G1戦線で活躍する牝馬のラッキーライラック。前走の大阪杯では内でしっかりと脚を溜め、好位から抜け出す強い競馬でハイレベルな牡馬達を一蹴しました。後半のロングスパートや内回りの適性が高い馬で、宝塚記念の条件は合いそうな1頭です。昨年の勝ち馬リスグラシューも、エリザベス女王杯を優勝し金鯱賞でも2着に好走するなど中距離重賞戦線で頭角を現しており、同馬と似たタイプでもあるラッキーライラックはやはり舞台適性の高い1頭であると感じます。
クロノジェネシス(牝4、斉藤崇史厩舎)
前走の大阪杯・2着のクロノジェネシス。馬券圏外に敗れたのはエリザベス女王杯の5着のみと安定しており、近5戦は全て4コーナーで5番手以内の位置と安定した先行力が魅力な1頭です。稍重の秋華賞と重馬場の京都記念を制しているように、重馬場適性の高さがある馬でもあり、梅雨時期に開催されることでタフな馬場になりやすい宝塚記念においては大きなアドバンテージとなりそうです。雨でも降れば鬼に金棒でしょう。初の56kgを背負うなど気になる点もありますが、比較的割引材料が少なく、オールマイティーで堅実性が武器な同馬ならここでも上位必至か。
他にも、今年のアメリカJCCを勝って重賞5勝目を果たしたG1馬・ブラストワンピースや、香港ヴァーズを勝ったグローリーヴェイズなどG1馬が多数出走を予定しています。宝塚記念は6月28日(日)、阪神競馬場の11Rで実施。発走時間は15時40分の予定。