【東京スポーツ杯2歳S予想2021】クラシックへの登竜門!イクイノックスやレッドベルアームなど出走予定馬を考察
2歳重賞「東京スポーツ杯2歳ステークス」です。昨年の2着馬タイトルホルダーは今年の菊花賞を制し、一昨年の勝馬コントレイルはその後のホープフルSを制して三冠を達成。2017年の勝ち馬ワグネリアンは翌年のダービーを優勝するなど、過去の好走馬がクラシックや後のG1戦線で活躍しています。今回は、出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので、各馬を考察していきたいと思います。
イクイノックス(牡2、木村哲也厩舎)
新潟の1800mで行われたデビュー戦を6馬身差で快勝したイクイノックス。好位から進め、直線は外へ出されてメンバー最速の上がりで抜け出し快勝と強い勝ちっぷりでした。3着のサークルオブライフはその後にアルテミスSを勝利しており、レースレベルの高さを証明。ややエンジンの掛かりが遅い所があり跳びも大きい馬なので、広い東京コースは合いそうな気配です。G1・7勝の父キタサンブラックの初年度産駒で、母シャトーブランシュも15年マーメイドS勝ち、半兄には、今年のラジオNIKKEI賞の覇者ヴァイスメテオールがおり、血統背景から考えても期待できる一頭です。
レッドベルアーム(牡2、藤原英昭厩舎)
阪神の1800mで行われたデビュー戦を、上がり最速35秒4と非凡な瞬発力で快勝したレッドベルアーム。好位から進め、直線は叩きあっている先行馬の外から伸び、ゴール前に抜け出して快勝。着差は半馬身と僅かでしたが、危なげない勝ち方でレースセンスの高さも感じさせる内容でした。兄のレッドベルジュールとレッドベルオーブはデイリー杯2歳Sの勝ち馬で、2歳戦での活躍は織り込み済み。父がハーツクライということで距離の融通性もありそうで、東京1800mは楽しみな1頭。引き続き福永祐一騎手とのコンビで重賞制覇を狙います。
ダンテスヴュー(牡2、友道康夫厩舎)
中京2000mで行われた未勝利戦で初勝利を挙げたダンテスヴュー。デビュー戦は人気薄に逃げ切りを許し2着に敗れましたが、続く未勝利戦を難なく勝ち上がり、今回が3戦目。兄は今年のクラシック戦線で活躍したディープインパクト産駒のヨーホーレイクで、ダンテスヴューはディープインパクトのような瞬発力はありませんが、父キングカメハメハということで長く持続できる末脚が持ち味。直線の長い東京コースは合いそうな気配です。兄たちのようにクラシックをにぎわす馬に成長できるか注目です。