【カシオペアS予想2018】豪華な顔ぶれとなった注目の一戦
栗東・友道厩舎の調教を手伝っている藤岡康太騎手、日本ダービー馬ワグネリアンの追い切りなども行ってきた縁から、福永騎手の負傷していた神戸新聞杯では代打として騎乗する機会を得て、きっちり人気に応えて優勝という結果を残しました。主戦騎手よりも騎乗機会の多いかも知れないだけにクセなども把握していたことでしょう。
そんな友道厩舎から、天皇賞(秋)の裏開催となる京都競馬場11Rのオープン、カシオペアステークスで今後の飛躍が期待できるパートナー、トリコロールブルーを託されました。父ステイゴールドということで4歳のトリコロールブルーにはまだ伸びしろがありそうなだけに、ここで結果を出して継続騎乗を手にできれば大きな舞台で一緒に戦える可能性も見えてきます。
昨年は菊花賞まで出走した素質馬でしたが距離が合わなかったのか8番人気15着と大敗を喫したものの、今年は結果の出ていた1800mから2000mにこだわって出走しており安定感のある成績になってきました。残念ながら1番人気に支持された前走の函館記念は掲示板を外す6着に敗れはしたものの勝ち馬からの着差は2馬身ほどと、着順ほどの差は感じさせない内容となっており、重賞の壁もこの馬にとってはそこまで厚くないはずです。
今回はフルゲート18頭に対して登録13頭とやや少なめの頭数での競馬になりそうですが、ライバルで注目しておきたいのはエアスピネルの全弟エアウィンザーでしょう。兄と違い条件戦をじっくりと戦ってきましたが、12戦中10連体と驚異の安定感を誇り、ここにきて準OPを連勝し、満を持してのオープン挑戦となりました。デムーロ騎手から浜中騎手への乗り替わりとなりますが、京都コースは過去に4度経験している庭のようなコースとなっています。
その他、3歳から息の長い活躍を見せているグァンチャーレも参戦を予定していましたが、両睨みだったスワンステークスに挑戦ということで、こちらの相手関係は少し楽になりました。過去5年の勝ち馬の中には、オーストラリアで悲願のG1勝利を成し遂げ、現在種牡馬として活躍中のトーセンスターダムの名前もあり、裏開催のオープンレースとは言え豪華な顔ぶれとなった注目の1戦になります。