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【カトレアS予想2025】イントゥミスチーフ産駒の2頭の一騎打ちか?

2025/11/26 13:13
【カトレアS予想2025】イントゥミスチーフ産駒の2頭の一騎打ちか?

今週土曜の東京9レースには、ダート1600mで争われる2歳オープンの別定戦「カトレアステークス」が組まれている。登録は12頭で、今年は登録馬全頭が出走可能となる小頭数ながらも素質馬が揃った注目の一戦となる。

まず注目したいのは、ダート界に名を残した良血を継ぐアルカディアカフェだ。母マリーズフォリーズは、フェブラリーステークスを含むG1を3勝したカフェファラオ、さらに今年のジャパンダートクラシックで3着に入ったルクソールカフェなど、数々のダート重賞馬を輩出してきた名繁殖牝馬である。今年もその血を受け継ぐ新星が参戦を予定しており、血統背景だけでも大きな期待が寄せられる。

カフェファラオやルクソールカフェはいずれも父アメリカンフェイローだったが、アルカディアカフェは父がイントゥミスチーフに替わる。しかし、前走は未勝利戦をダートマイルで勝ち切り、東京ダートコースへの3戦連続挑戦となる今回はレーン騎手を確保して臨む。デビュー戦では控える競馬でクビ差2着、前走では逃げて押し切るなど、脚質に幅がある点が魅力だ。確かな先行力を兼ね備えており、流れひとつで主導権を握れる存在となる。

そのアルカディアカフェの前に大きく立ちはだかるのが、同じイントゥミスチーフ産駒のサトノボヤージュである。デビュー戦は芝1200mで2着に敗れたものの、続くダート1200mの未勝利戦では12馬身差の圧勝劇を演じ、一気に素質をアピールした。さらに1勝クラスのオキザリス賞でも2着馬に5馬身差をつける完勝で、ダート適性の高さは疑いようがない。

今回のカトレアステークスでは、未勝利戦で手綱を取った戸崎圭太騎手が騎乗に戻る点も心強い。管理するのはナルカミやレモンポップなど、一線級のダートホースを育ててきた田中博康厩舎で、育成力の高さは折り紙つきだ。別定57キロと他馬より斤量は重いものの、その素質を考えればあっさり3連勝まで視野に入る圧倒的な存在といえる。

良血アルカディアカフェが母譲りの才能を発揮するのか、強烈なパフォーマンスを続けるサトノボヤージュが無傷の3連勝を飾るのか。将来のダート路線を占う意味でも、見逃せない一戦となる。 

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