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2011年中山グランドジャンプ覇者・マイネルネオスが死去、22歳の生涯に幕

2025/11/25 18:20
2011年中山グランドジャンプ覇者・マイネルネオスが死去、22歳の生涯に幕

2011年の中山グランドジャンプ(J・G1)を制した名ジャンパー、マイネルネオス(セ22、父ステイゴールド)が11月5日に亡くなっていたことが25日、公益社団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルより発表された。繫養先であった福島県いわき市のカントリーライフ21で息を引き取り、22歳だった。

マイネルネオスは2005年、美浦・稲葉隆一厩舎からデビュー。平地で4勝を挙げた後に障害へ転向し、6歳春から本格的に飛越の道を歩み始めた。8歳となった2011年には、東日本大震災の影響で7月開催となった中山グランドジャンプで鋭い末脚を発揮し、柴田大知騎手に初のG1級タイトルをもたらした。

その後も長く現役を続け、2012年の中山大障害以降は田中剛厩舎へ転厩。10歳11月のイルミネーションジャンプS(14着)を最後に51戦8勝(うち障害27戦4勝)、総賞金2億3370万1000円の成績でターフを去った。引退後は根岸競馬記念公苑で乗馬として過ごし、2023年からはカントリーライフ21で余生を送っていた。

同牧場の高橋代表は「全国各地から生牧草を送ってくださる方々や、にんじんを持参して直接訪ねてくださる方々がたくさんいらっしゃいました。約2年という短い期間でしたが、牧場でのびのびと穏やかに過ごすことができ、幸せな余生だったと思います」と馬を惜しんだ。

近親にはオークス馬ユーバーレーベン、新潟記念覇者マイネルファンロン、2023年の中山大障害を制したマイネルグロンらがいる名血統の一頭。日本の障害競馬を盛り上げた功労馬が、静かにその生涯を閉じた。 

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