競馬ヘッドラインロゴアイコン

【浦和記念2025予想】安定感抜群のロードクロンヌ、"初の左回り"克服なるか?

2025/11/25 21:26
【浦和記念2025予想】安定感抜群のロードクロンヌ、"初の左回り"克服なるか?

26日、浦和競馬場のダート2000mで地方交流のJpn2「浦和記念」が行われる。今年は前走シリウスS(G3)で重賞初制覇を飾ったホウオウルーレット、転入初戦の埼玉新聞栄冠賞を4馬身差で圧勝したスレイマンなど、実力派ダート馬が顔を揃える注目の一戦となる。

その中でも特に注目したいのが、前走のみやこSで3着に入ったロードクロンヌだ。ダートでは未だに3着を外しておらず、戦ってきた相手関係を見ても重賞制覇が狙えるポテンシャルは十分。芝では勝ち上がれずに苦戦したが、昨年8月のダート転向後の未勝利戦では逃げて5馬身差の圧勝。その後も勢いそのままに4連勝で一気にオープン入りを果たし、ダート適性の高さを存分に示してきた。

以降は勝ち星こそないものの、今年3月のマーチS・3着に始まり、平安S・2着、エルムS・2着、みやこS・3着と常に上位争いを継続。レース条件や展開が異なっても崩れない安定感は特筆すべきで、どのような舞台でも堅実に走れる強みを持つ。

前走のみやこSでは先行勢が揃って1角からペースが乱れたが、ロードクロンヌは無理に競り掛けず中団で待機する形を選択。展開利を得ながら脚を伸ばしたものの、逃げたダブルハートボンドがラスト4ハロンを12秒前半のラップでまとめ、再加速したことで差し切りは叶わなかった。それでも直線で見せた脚は鋭く、横山和生騎手も「休み明けの分ですね。最後は脚を使ってくれたが、悔しい内容」と振り返った。勝ち馬と2着馬の強さを素直に認めつつも、ロードクロンヌ自身の能力が確かであることは改めて証明された一戦だった。

今回、最大の不安材料は「初の左回り」という点だ。しかし、これまで競馬場や展開を問わず好走してきたセンスの良さ、小回りコースでも対応できる機動力、そして先行・差しどちらもこなせる自在性を考えれば、トリッキーな浦和であっても十分にこなせるはずだ。

ここ数戦の相手関係を考えれば、今回のメンバーなら力量上位は明らか。距離延長と地方初参戦という課題はあるものの、ここで悲願の重賞初制覇を決め、来年のG1戦線へ向けて大きく弾みをつけたいところだ。 

2011年中山グランドジャンプ覇者・マイネルネオスが死去、22歳の生涯に幕
新LINEを必ずご確認ください