偉業成し遂げたヨシダの半弟シェドゥーヴルは日本からデビュー、10月の東京開催でお目見えか
今年の上半期は海外で日本生産馬の活躍が目立ちました。サクソンウォリアーやスタディオブマンといった欧州のクラシック路線を歩んだディープインパクト産駒に注目が集まりましたが、北米でも5月にハーツクライ産駒のヨシダがターフクラシックステークスを勝利したかと思えば、今月始めには日本生産馬初のアメリカダートG1制覇まで成し遂げました。
デビュー以来初のダート出走がG1ウッドワードステークスとなったヨシダでしたが、最後の直線で外に持ち出されるや末脚爆発で快勝。ウッドワードSはBCクラシックの重要なステップレースとしても知られており、昨年の覇者ガンランナーはこのレースをステップにBCクラシックを制覇し、昨年の米国年度代表馬に登りつめました。
ハーツクライ産駒のダートの大物と言われると日本国内ではパッとした印象はありませんが、この結果を受けて今後は素質馬をダートで使ってみようと思う陣営も出てくるかもしれません。そういった意味でもデビュー戦から注目しておきたいのが、ヨシダの半弟にあたるオルフェーヴル産駒のシェドゥーヴルです。
気になるデビュー戦ですが、順調に行けば毎日王冠の週の予定ということで、近いうちにその勇姿が見られるかもしれません。ヨシダ自身芝ダートどちらでも結果を出しているため、シェドゥーヴルも芝からのデビューの可能性が高いとは思いますが、兄の姿を見る限りはどちらの路線でも可能性は広がっています。デビューから先々まで、長く追いかけたい一頭ですね。