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【知立ステークス2025予想】短距離戦で輝く良血サウスバンクが主導権握る

2025/12/12 13:42
【知立ステークス2025予想】短距離戦で輝く良血サウスバンクが主導権握る

今週日曜の中京メインは、芝1200mの3勝クラス「知立ステークス」。今年は少頭数の11頭立てで、決して派手なメンバー構成ではないが、展開ひとつで着順が大きく入れ替わる短距離戦だけに見どころは多い一戦となる。

注目はグレーターロンドン産駒の3歳牝馬サウスバンクだ。姉に小倉2歳S勝ちのロンドンプランを持つ良血で、デビュー以来1200〜1400mの短距離戦を中心に使われてきた。1400mではやや甘さを見せたレースもあるが、1200mでは安定した走りを続け、崩れ知らずの成績を残す。基本的に主導権を握る競馬が多く、逃げ馬としてマークされやすい立場ではあるものの、今回は頭数が落ち着いたことで展開利を得られる可能性が高い。前走で逃げたエコロマーズが外からプレッシャーをかける形も考えられるが、同馬は普段控える競馬が主体であり、サウスバンクがスムーズにハナを奪えれば、そのまま押し切るシーンは十分描ける。

そのエコロマーズはシルバーステート産駒の4歳牡馬。現級で2着、4着と大崩れのない競馬を続けており、前走で見せた先行力が本物であれば、サウスバンクを目標に運べる点は大きな武器となる。相手なりに走れるタイプで、隊列が早めに固まる1200m戦なら、勝ち切りまではともかく連争いの圏内には確実に顔を出してきそうだ。

そして人気薄から一発を狙うならキャプテンシーを挙げたい。モーリス産駒の4歳牡馬で、母はヴィクトリアマイルを制したG1馬アドマイヤリードという良血馬だ。一方で近走はマイル〜1400mのレースで二桁着順が4戦続く不振に陥っている。ただし今回は久々の1200m参戦となり、条件替わりで新味が出る可能性は十分ある。直線一気の追い込み脚を持つだけに、前がやり合う展開になれば浮上の余地はあり、侮れない存在と言える。

少頭数でも個性派の揃う短距離戦で、逃げるサウスバンクが突き放すのか、エコロマーズが虎視眈々と差し脚を伸ばすのか、あるいはキャプテンシーの一変があるのか。展開次第で結末は大きく変わるだけに、最後まで目が離せない一戦となる。 

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