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【クイーンS予想2025】弱点少なく軸に最適!堅実派ココナッツブラウン

2025/08/01 13:35
2025/08/01 18:44
【クイーンS予想2025】弱点少なく軸に最適!堅実派ココナッツブラウン

北の大地で夏の女王を決める一戦「クイーンステークス」(G3、芝1800m)。夏の北海道シリーズを代表する一戦に、ターコイズS勝ちのアルジーヌや、紫苑S覇者のクリスマスパレードといった実績馬が名を連ねる中、注目を集めるのが上がり馬ココナッツブラウン(牝5、上村洋行厩舎)だ。

前走の錦S(3勝クラス、京都・芝1600m)では、上がり32.8秒という破格の末脚で2着に2馬身以上の差をつけて快勝。2着はオープン級の力を評価されていたガイアメンテで、決して相手関係が軽かったわけではない。内容的にもオープンクラス即通用と評価してよく、勢いに乗って挑む初の重賞挑戦となる。

もともと能力は高く評価されていたが、コンディション面の不安定さが響き、なかなか本領を発揮できずにいた。ようやく体調が安定し、馬体重を順調に増やしながら力をつけてきた近走の内容は、まさに本格化を示すものだ。

今回は札幌滞在での競馬となるが、関係者もメンタル面への好影響を強調する。担当助手は「栗東ではどんどん入れ込んでしまうので、滞在だとそこがマシですね。だいぶピリッとはしてきていますが、これくらいでちょうどいいと思います」とコメント。精神的な落ち着きが好調キープの鍵になっているようだ。

最終追い切りでは、札幌芝コースで単走調教を行い、5F65.7―50.7―36.1―12.1秒の好時計をマーク。動きに迫力があり、仕上がりの良さがうかがえる内容だった。

条件面でも好材料がそろう。これまで北海道シリーズでは3戦2勝2着1回と連対率100%を誇り、洋芝や力の要る馬場にも高い適性を示している。1800mの距離も守備範囲で、気温の低い夏場での良績も多く、コース・距離・気候とあらゆる条件に対応できるのは強みだ。

気になるのは展開面。今回は先行馬が揃っており、例年以上に流れが早くなることが予想される。ココナッツブラウンにとっては差しが決まりやすい持続ラップの消耗戦が理想で、極端なスローや前残りの展開になると分が悪い。そのため、馬場状態や枠順、ペース想定は最終的な評価を左右する要素となりそうだ。

上がり馬の勢いと適性の高さを武器に、重賞の舞台でも一気の戴冠があるのか。ココナッツブラウンの走りが、クイーンSの結末を大きく左右する存在になることは間違いない。 

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