【クイーンステークス2024】期待の3歳牝馬ボンドガール、51kgなら確勝級か?
札幌競馬の日曜メインは真夏の牝馬限定重賞「クイーンS」が開催。3歳馬にとって古馬との初対戦となることが多く、昨年は3歳馬のドゥーラが古馬を撃破して快勝。3歳馬は過去10年で【2-0-0-12】と成績はそこまで良くないが、今年も人気を集めそうな3歳馬が参戦。
サウジアラビアRCとニュージーランドTでいずれも2着の実績があるボンドガールだ。
前走のNHKマイルCは3番人気ながら17着大敗と期待を裏切る結果となってしまったが、直線の勝負どころで前の馬が接触するアクシデントで大きく寄られ、ラチに当たらないように逆側にモタれるかたちとなった。伸び始めた推進力が完全に削がれてしまい、あとは流すだけの競馬となってしまった。完全に度外視して良い内容と言えよう。
惜敗続きで前走も不利を受けての敗退と不運なレースが続いているが、前走も不利さえ無ければ上位争いを演じられていた可能性は高く、戦ってきた相手は強敵ばかり。重賞未勝利の身ではあるが、能力自体は高い馬である。
洋芝は今回初となるが、稍重実績もあるのでタフな馬場でも対応できそうな気配も十分。さらに今回は最軽量の51kgで挑める大きなアドバンテージもある。東京の1600mで行われたデビュー戦では好スタートから逃げ馬の後ろを上手く確保して、直線は上がり最速の脚で快勝と強い内容で勝ち切った馬。この時のように上手く先行し、軽量を活かして押し切る競馬が出来れば悲願の重賞初Vも大いに期待できよう。