【シンザン記念2025予想】マイエレメント、課題はスタート

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今年も素質馬揃いだが、中でもとくに注目したいのがアルテミスS・5着から参戦するマイエレメントだ。

デビュー戦はある程度好位に付けることが出来たが、前走はスタートであおってしまい後方2番手からの競馬に。追い出しを我慢し、勝負どころで大外を回すも5着が精一杯といった内容。

それでも上がり3Fはメンバー最速の32秒8の脚を使えており、末脚は上位。デビュー戦はスタートをしっかり決めて中団にはつけられており、上がり2位の33秒3の脚で快勝した。口向きの難しさが課題としてあるが、位置取りさえ後ろ過ぎなければ好勝負が期待できよう。先々を考えれば精神面の強化も当然期待したいところで、長い距離でも見たい1頭ではあるが、まずはマイルの流れでも好位からスムーズに脚を溜めて勝ち切ってもらいたい。

中京は初となるが、東京・新潟と広く直線の長いコースで高い適性を示しており、むしろ合いそうなコース。最後の直線で高低差2mの坂が待ち受けているものの前後半のラップ差は少なく、持続力が求められるコース形態となっている。道中スムーズに進めてしまいの脚を活かせる競馬ができれば勝ち負けになるはずだ。

1週前は栗東CWで6F80.2-1F11.2の好時計をマークして自己ベストを更新。口向きも良化傾向にあるようで、この時に騎乗した岩田望来騎手も「乗りやすかった」と前向きなコメントを残しており、良いコンタクトが取れている様子。中間はゲートの練習を含め入念に乗り込まれてきており、福永トレーナーも自ら手綱を握って稽古をつけてきた。ここまでの調整過程も順調そのものと言って良い。

まずは桜花賞に向かうためにも、ここで結果を出して賞金を加算してもらいたい。