【全日本2歳優駿2024予想】素質馬ナチュラルライズ、課題は“状態面”

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2歳ダート戦では唯一のJpn1競走となる「全日本2歳優駿」が11日、川崎競馬場で開催。

主役候補はデビュー戦、カトレアSと2連勝中のナチュラルライズが最有力。前走のカトレアSはスタートで出遅れて道中行きたがるところを見せたが、鞍上の横山武史騎手がなんとかなだめて追走。直線は早めに動いて先頭に立つと、外へモタれつつも上がり3F最速の脚で差し切って快勝した。

デビュー戦の時計は同日の1勝クラス凌ぐ好時計で、前走の時計も優秀とレベル的には上位の1頭となるが、スタートや右へのモタれなどまだまだ幼いところがあり、課題もある1頭だ。

ただ、この完成度であそこまで勝ちきれたのはやはり能力が高い証拠。荒削りな部分はあるが、ポテンシャルは間違いなくメンバー上位であり、小回りの適性も高い。前走のスタートも芝スタートの影響であるなら見直せるだろう。

幼さに関する不安もあるが、それ以上に懸念しているが状態面だ。本来2戦目として予定していたプラタナス賞をフレグモーネで取り消すアクシデントもあった馬で、復帰戦のカトレアSから中2週という間隔で荒削りな面や状態面などを大幅に改善してくる期待はそこまでできないので、引き続き状態面に関しては慎重に見極めたいところだ。