【マイルCS予想2023】今年もリピーターが来る?セリフォス、ソウルラッシュ、シュネルマイスター、表彰を受けるのはどの馬か
今週は4年ぶりに京都の舞台に戻る秋のマイル王決定戦「マイルチャンピオンシップ」が開催。
20・21年連覇のグランアレグリア、17年1着、18年2着、19年3着のペルシアンナイトなどリピーターの活躍が多く見られる一戦ということで、注目が集まるのは昨年の覇者セリフォスだ。
今年3月のドバイターフ・5着(芝1800m)以外は全て芝1600mを走っており、同距離は【5-2-0-2】と好成績。デビュー戦以外は全て重賞戦で、馬券圏外となった2戦もともに4着で、大崩れしたことは一度もないという安定感の高い馬である。得意距離のここは当然信頼度は高い。
昨年のマイルCSではD.レーン騎手騎乗で今年は川田将雅騎手。さらに舞台も阪神から本来の京都コースに戻ってと条件は変わるが、川田騎手とのコンビ成績は2戦2勝と相性は良く、下り坂でスピードに乗れ、直線も長い京都の外回りなら持ち味の末脚を生かせそうだ。
昨年出走した馬では他にも4着だったソウルラッシュ、5着だったシュネルマイスターがおり、掲示板内に好走した馬の中では人気を集めそうなところ。
昨年5着のシュネルマイスターは2021年のマイルCSでも2着に好走しており、同レースは今年三度目の挑戦となる。今年は中山記念・4着、安田記念・3着、秋初戦の毎日王冠では3着とこちらも安定感は抜群だ。前走の毎日王冠は最内スタートから直線で内が空かず、外に出すのに手間取った。脚を余しての敗戦といった内容で、直線序盤のロスがなければ結果は違っていた可能性は高そうだ。前走はプラス10kgと馬体重もかなり増やしてきていたので、叩き2戦目のここで絞ってくればさらにパフォーマンスを上げてくるのではないだろうか。
そして昨年4着だったソウルラッシュ。こちらは秋初戦の前走京成杯オータムハンデを快勝し、絶好の弾みを付けての参戦となる。昨年は置い比べで内外の馬に遅れを取った分届かなかったが、勝ち馬とは0秒3差を僅差であった。出走メンバー中、もっとも重い59kgのハンデを背負っての快勝で、地力強化を感じさせる勝ちっぷりであった。
馬場が渋ってくるようならまず外せない馬でもあり、今の持続力が求められる京都の馬場なら狙いたくなる。G1を勝ち切るにはワンパンチ足りないというような印象もあるが、J.モレイラ騎手も確保してきた今年は悲願達成も十分あり得るだろう。
セリフォス、ソウルラッシュ、シュネルマイスターと昨年の好走組が中心となりそうな今年のマイルCS。果たして今年は一体どの馬が表彰を受けるのだろうか。楽しみは尽きない。